■ 講師
1. 住本技術士事務所 所長 理学士、技術士(経営工学) 住本 充弘 氏
2. 日生化学(株) 営業本部 常務取締役 営業本部長 田中 良和 氏
3. (株)平和化学工業所 常務取締役 畠山 治昌 氏
4. 凸版印刷(株) 生活・産業事業本部 パッケージソリューション事業部 サステナブルパッケージングセンター 係長 髙澤 宇史 氏
5. 大日本印刷(株) 包装事業部 IPC マーケティング戦略本部 事業開発部 環境ビジネス推進グループ リーダー 柴田 あゆみ 氏
■ 開催要領
日 時 : 2021年5月20日(木) 10:00~17:00
会 場 : ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料 :
1名につき66,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込み)〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
<10:00~11:00>
1.パッケージに求められるSDGs及びCircular Economy対応
住本技術士事務所 所長 理学士、技術士(経営工学) 住本 充弘 氏
【講座概要】
SDGs対応及びESG投資対応が盛んに行われるようになってきた。包装産業では、海洋プラスチック問題を契機に「使い捨て社会」から「再使用、Circular Economy」の概念へと変化易してきている。 レジ袋有料化、プラスチック使用量削減、紙素材への変換など目に見える動きは活発であるが、Circular Economyにおいては、使用後は、回収して洗浄して再利用するか、原料に戻して新たにプラスチックを製造して包装材料として使用する方向に進んでいる。石油由来のナフサの使用量を減らして回収プラスチックから製造した熱分解油を使用し、資源の枯渇を防ごうとしている。
再生樹脂、circular PEやPPを使用した包装設計と回収し原料として再利用できるように包装設計することが重要となってきている。Recyclable ト認定する認証機関、認証を受けたcertified resin の活用方法などを説明する。
1.包装を取り巻く環境
2.脱炭素の動き、SDGs/ Circular Economy
2-1 脱炭素社会とは(carbon neutral、炭素中立)
2-2 SDGsで包装がなすべきこととは
2-3 Circular Economy対応の意味とは
3.ケミカルリサイクル技術の現状
3-1 ケミカルリサイクル実施の課題
3-2 国内外のケミカルリサイクル技術
3-3 その他のリサイクル技術
4.Recyclableとは
4-1 Recyclableの事例
4-2 認証機関
5.Circular Economyの事例紹介
5-1 海外事例
5-2 国内事例
6.今後の包装の予測
【質疑応答】
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<11:10~12:20>
2.環境対応型フィルムの特長とその応用例
日生化学(株) 営業本部 常務取締役 営業本部長 田中 良和 氏
【講座概要】
SDGs、廃棄プラ問題、CO?削減など環境対応が叫ばれる中、これに対応できる。
プラスチック素材はどのようなものがあり、どのような特長があるか紹介する。
1.環境対応素材
1-1 バイオマス
1-2 生分解
1-3 リサイクル
2.バイオマス
2-1 バイオマスについて
2-2 バイオマスの特長
2-3 バイオマスの今後
3.生分解
3-1 生分解について
3-2 生分解の特長
3-3 生分解の今後
4.リサイクル
4-1 リサイクルについて
4-2 リサイクルの特長
4-3 リサイクルの今後
5.まとめ
【質疑応答】
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<13:10~14:20>
3.環境負荷を低減するプラスチック容器の開発
(株)平和化学工業所 常務取締役 畠山 治昌 氏
【講演概要】
プラスチックは、海洋プラスチックごみ問題や、地球温暖化の原因とされ、また資源循環できていないことも問題となっています。これを解決する素材として生分解性プラスチックや、バイオマスプラスチックなどが開発されていますが、これらを使用するだけで全ての環境課題を解決できるものではありません。本セミナーがどのような素材を選択し、どのような行動をすべきか考える一助となれば幸いです。
1.プラスチックに関わる環境問題
1-1 気候変動(地球温暖化)
1-2 ごみ問題(海洋プラスチックごみ)
1-3 資源枯渇
1-4 その他
2.解決の方法と課題
2-1 生分解性プラスチック
2-2 バイオマスプラスチック
2-2-1 バイオマス由来汎用プラスチック
2-2-2 バイオコンポジット(生物複合材料)
2-3 リサイクル
2-3-1 マテリアルリサイクル
2-3-2 ケミカルリサイクル
2-3-3 サーマルリカバリー
2-4 軽量化(薄肉化)
【質疑応答】
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<14:30~15:40>
4.環境配慮型パッケージへの取り組み
凸版印刷(株) 生活・産業事業本部 パッケージソリューション事業部 サステナブルパッケージングセンター 係長 髙澤 宇史 氏
【講演概要】
環境問題をはじめとするさまざまな社会課題が顕在化する中、持続可能な社会の実現に向けて、国・企業・生活者それぞれにおいてさまざまな変化が起こっている。
本講座では、持続可能な社会の実現に向けた国内外の動向と、パッケージに求められる変化を、最新の開発事例とともに紹介する。
1.持続可能な社会の実現に向けた市場動向
1-1 生活者の変化
1-2 投資環境の変化
1-3 国内外の指針
1-4 企業の取り組み
2.持続可能な社会の実現に向けてパッケージにできること
2-1 パッケージに求められる持続可能性
2-2 パッケージに求められる環境適性
3.トッパンの最新の取り組みのご紹介
3-1 基礎技術
3-2 パッケージの環境対応
3-2-1 リサイクル適性の向上
3-2-2 再生資源の活用
3-2-3 バイオマス資源の活用
3-2-4 リデュース設計
3-2-5 製造方法の最適化
3-3 パッケージの機能向上
3-4 パッケージング工程の進化
【質疑応答】
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<15:50~17:00>
5.持続可能な社会の実現のために DNP環境配慮パッケージングGREEN PACKAGING
大日本印刷(株) 包装事業部 IPC マーケティング戦略本部 事業開発部 環境ビジネス推進グループ リーダー 柴田 あゆみ 氏
【講座概要】
社会全体で取り組むべき「環境問題」。生活に身近なパッケージにも、環境配慮が求められています。DNPは、地球環境に配慮した商品をそろえ、持続可能な世界を維持する取り組みを率先します。「GREEN PACKAGING」が顧客や社会に提供する価値とソリューションおよびエコシステム構築に向けた取り組みについてご紹介します。
1.今なぜ環境への取組が必要なのか
2.地球視点(環境課題)
3.社会視点(企業)
4.人視点(生活者の意識変化)
5.「GREEN PACKAGING」が描くあるべき姿と提供価値
6.DNPのパッケージの環境配慮設計方針
7.具体的な製品のご紹介
8.エコシステム構築に向けた取組
【質疑応答】