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【Live配信セミナー】
海洋生分解性プラスチックの開発と評価

5月開催 化学系セミナー  更新日:2021年4月 1日
 セミナー番号【106207】6/11 講師4名
★ 『海洋中での分解メカニズム』『分解スイッチ機能の付与』『分解性の評価』を解説!

【Live配信セミナー】
海洋生分解性プラスチックの開発と評価


■ 講師
1.アイ-コンポロジー(株) 代表取締役 三宅 仁 氏

2.東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授 博士(農学) 岩田 忠久 氏

3.北陸先端科学技術大学院大学 環境・エネルギー領域 教授 博士(工学) 金子 達雄 氏

4.(一財)化学物質評価研究機構 久留米事業所 試験第三課 副長 博士(工学) 鍋岡 良介 氏

■ 開催要領
日 時 :
2021年6月11日(金) 10:00~17:00

会 場 : ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料 :
1名につき 66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

■ Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。

・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test

・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。

・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
 Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。

・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。

・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
 お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。

・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。

・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。

・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。

・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。


プログラム

【10:00-11:30】

1.バイオマスプラスチックの概要及び海洋生分解性バイオマス複合プラスチックの開発

アイ-コンポロジー(株) 代表取締役 三宅 仁 氏
【専門】プラスチック複合材
【経歴】 出光興産(株)で開発・新規事業を担当。環境プラスチック材料開発のため、2016年アイ-コンポロジー(株)を設立

 
【習得できる知識】
バイオマスプラスチックの原料由来と性能の分類、生分解性プラの性能分類例

1.世界の環境課題への取組み
 1.1 SDGs
 1.2 温室効果ガス その他
 1.3 世界のバイオマスプラ・生分解プラの動き
 1.4 日本のバイオプラスチックの現状

2.バイオマスプラスチックとは?
 2.1 天然バイオマス由来プラスチック
 2.2 生分解性プラスチックのメカニズム
 2.3 バイオマスプラ≠生分解性プラ
 2.4 生分解性プラスチックの規格・分類
 2.5 バイオマス複合プラスチックとは?
 2.6 欧州のバイオマス複合プラの現状
 2.7 日本のバイオマス複合プラの位置づけ

3.アイ-コンポロジー(株)の事業
 3.1 バイオマス複合プラスチック「i-WPC」
 3.2 海洋生分解性バイオ複合材料「Biofade」
 3.3 海水中生分解性試験

【質疑応答】
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【12:10-13:40】

2.海洋分解性繊維の開発と生分解性スイッチ機能の付与

東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授 博士(農学) 岩田 忠久 氏

 
【講演ポイント】
 石油資源の枯渇、プラスチック焼却に伴う地球温暖化、海洋マイクロプラスチックに代表されるプラスチックごみ問題など、プラスチックと環境および人類との共存・共栄を様々な観点から考える必要があります。
 バイオプラスチックとは、石油を原料とせず、再生産可能なバイオマスを出発原料した「バイオマスプラスチック」と環境中で二酸化炭素と水にまで完全に分解される「生分解性プラスチック」の総称です。
 本講では、バイオマスから生産され、環境中で分解する「生分解性バイオマスプラスチック」から当研究室で開発した高強度繊維・伸縮性繊維の物性、大型放射光を用いた構造解析、環境および酵素分解性について紹介します。さらに、最近開発に成功した生分解性開始スイッチ機能についても紹介します。

1.微生物産生ポリエステルの基礎物性

2.微生物産生ポリエステルからの高強度繊維および伸縮性繊維の開発

3.生分解性繊維の物性および大型放射光を用いた構造解析

4.生分解性繊維の環境及び酵素分解性

5.ミドリムシが生合成するパラミロンからの高強度繊維の開発

6.パラミロン高強度繊維の物性および構造解析

7.様々な高分子多糖類からの高性能部材の開発

8.多糖類エステル誘導体の環境分解性評価

9.生分解性スイッチ機能の開発

【質疑応答】
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【13:50-15:20】

3.イタコン酸を用いたバイオナイロンの合成とその分解性

北陸先端科学技術大学院大学 環境・エネルギー領域 教授 博士(工学) 金子 達雄 氏

 
【習得できる知識】
ナイロン合成法、生体分子の構造の読み方、ヘテロ環を持つ高分子の特徴、分解性とは

【講座の趣旨】
アメリカエネルギー省の掲げる重要物質の一つであるイタコン酸への付加反応と縮合反応を同時に誘起することでピロリドン環を主鎖中に有するナイロンを合成した。このナイロンは一般のナイロンよりも高い熱的力学的物性を示すだけでなく、土壌分解性や光誘起加水分解性などの特徴的な分解性を示した。

1.プラスチックごみ問題の本当の問題点は?

2.生体分子の構造と可能性
 2.1 高分子科学者から見た分類
 2.2 多官能性分子種としての生体分子
 2.3 生体分子の構造を致した高分子設計の例

3.一般的なナイロンの合成と分解性
 3.1 従来のナイロン
 3.2 従来のバイオナイロン
 3.3 ナイロンの合成法

4.イタコン酸とは
 4.1 イタコン酸の従来の分野
 4.2 イタコン酸の生産に関して
 4.3 イタコン酸の重合の例

5.イタコン酸由来バイオナイロン
 5.1 塩モノマーを用いた合成法
 5.2 特異な熱力学的物性
 5.3 従来ナイロンへの活用
 5.4 スイッチ型分解性

6.今後の展望
 6.1 プラスチックごみ問題解決への貢献
 6.2 SDGsへの貢献
 6.3 ムーンショット課題としての展望
 6.4 ポストムーンショットを見据えて

【質疑応答】
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【15:30-17:00】

4.プラスチックの生分解性試験法

(一財)化学物質評価研究機構 久留米事業所 試験第三課 副長 博士(工学) 鍋岡 良介 氏
【専門】生分解、化学分析

 
【習得できる知識】
OECD、JIS、ISO及びASTMの生分解性試験法に関する基礎知識

【講座の趣旨】
プラスチックの生分解性を評価するための試験法の概要及び特徴を理解する。

1.生分解とは

2.生分解性試験法の体系

3.生分解性試験法の概要及び特徴
 3.1 水系の生分解性試験法[OECD TG 301F、JIS K 6950(ISO 14851)等]
 3.2 土壌中の生分解性試験法[JIS K 6955(ISO 17556)]
 3.3 コンポスト中の生分解性試験法[JIS K 6953-1(ISO 14855-1)]
 3.4 海洋中の生分解性試験法[OECD TG 306、ISO 19679、ASTM D 6691等]

4.プラスチックの生分解性試験の実例紹介
 4.1 水系の生分解性試験
 4.2 微生物を濃縮した海水を用いた生分解性試験

【質疑応答】