■ 講師
山形大学大学院理工学研究科 バイオ化学工学専攻 教授 野々村 美宗氏
■ 開催要領
日 時 :
2021年4月9日(金)10:30~16:30
会 場 : Zoomウェビナーを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
(聴講者のビデオはOFFに設定しています)
聴講料 :
1名につき55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
■ Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
【講演趣旨】
しっとり、さらさら、べたべた等の触感は化粧品・医薬品・衣料から自動車・情報機器・ロ ボット・まであらゆる商品の評価を左右する、重要な因子です。しかし、使用者の感じた感覚を正確 に評価し、商品設計やマーケッティングに結び付けるのは難しいものです。このセミナーでは、アン ケートを設計、得られたデータを解析し、商品設計の基本になる物性値に結び付ける方法を、具体 例を交えて説明します。 まず、触覚の官能評価の技術について説明します。被験者・評価サンプ ルや言葉選びを工夫するとデータの精度が高まります。次に、ヒトが触覚を認知するメカニズム説明 したうえで、触覚センシングシステムについて、市販されているシステムの特徴を含めて紹介します。 最後に、講演者が取り組んできた人工皮膚・指モデルの開発やしっとり感・さらさら感の評価法につ いて最新の成果を取り上げます。このセミナーを通して繊細であやふやな触感を正しく評価し、商 品・システム開発に役立ててください。
【講演項目】
1.なぜ触覚を研究するのか? 触覚に着目したものづくりの可能性
1.1 触覚に着目したものづくりの可能性
1.2 事例紹介:衣料・化粧品・自動車・情報機器
2.触覚研究のための官能評価
2.1 官能評価とは?
2.2 官能評価に影響を及ぼすファクターとそのコントロール
2.3 官能評価用質問紙の作り方とデータ解析
3.ヒトの触覚認識メカニズム
3.1 触覚受容器における情報処理
3.2 脳における情報処理
3.3 触の錯覚
4.触覚センサと触覚ディスプレイ
5.手触り・触感の定量化技術の最新動向
5.1 手触りがひとそっくりの人工皮膚の開発
5.2 触覚による水認知のメカニズム
5.3 水の触感のディスプレイの可能性
5.4 さらさら・べたべた・しっとりの物理的起源
5.5 自動車用材料・情報機器・スポンジ・樹脂材料への応用
【質疑応答】