■ 講師
1. 名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授 博士(工学) 平山 高嗣 氏
2. 中部大学 工学部 ロボット理工学科 教授 博士(工学) 平田 豊 氏
■ 開催要領
日 時 :
2021年3月5日(金) 10:30~16:15
会 場 : ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料 : 1名につき60,500円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込み)〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
<10:30~14:00> ※途中昼休憩をはさみます
1.視覚的注意・視知覚の特性と視行動の分析手法
名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授 博士(工学) 平山 高嗣 氏
【講演概要】
視線分析に関する近年の技術進展と長年の心理物理学知見の蓄積により,視線計測を応用したインタフェースやインタラクションの設計への関心が高まっている.心の窓と言われるように,目から人間の内部状態にアクセスすることができるが,多次元変数によって記述されると考えられる内部状態とそれに比べれば 低次元情報を持つ視線との関係を一意に定めることは困難である.その関係を解きほぐす鍵はコンテキストであり,外環境と視線それぞれのダイナミクスの関係が重要になる.そこで,環境を理解し,記述する技術を基盤として,外環境からの視覚的な働きかけに対する人間の反応に基づいて内部状態を推定するMind Probingを提案している.本講座では,そのコンセプトに沿って分析してきた人間の内部状態を顕在化する視覚的インタラクションを中心に,視覚的注意および視行動分析の基礎から最新の研究動向までを解説する。
1.目は心の窓
2.視覚
3.視知覚の特性
4.視覚的注意とその計算モデル
4.1 顕著性マップ
4.2 誘目性マップ
5.視認性,見つけやすさとその計算モデル
6.視行動とその分析の従来手法
6.1 視線計測方法
6.2 統計的特徴と内的状態の関係
7.人間の内的状態を顕在化する視覚的インタラクションの分析
【質疑応答・個別質問・名刺交換】
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<14:15~16:15>
2.眼球・瞳孔運動に現れるさまざまな脳機能と人の状態検知技術
中部大学 工学部 ロボット理工学科 教授 博士(工学) 平田 豊 氏
【講演概要】
眼球運動には,大脳皮質,脳幹,小脳内の多くの領域が関わっており,各々の領野が担う脳機能が種々の眼球運動に反映される.本講座では,そうした各種眼球運動(瞳孔運動を含む)に反映される様々な脳機能について紹介し,最近の応用研究について解説します。
1.眼球運動の解剖学概論
1.1 眼球と筋肉系の構造
1.2 三次元剛体回転の非可換性と眼球運動
1.3 眼球運動に関わる脳部位と生理・解剖学
2.様々な眼球運動とそれらの性質(リアルタイム眼球運動計測によるデモ)
2.1 サッカード
2.2 サッカード後の眼位保持(中枢神経積分器)
2.3 滑動性眼球運動
2.4 視運動性眼球運動
2.5 前庭動眼反射
2.6 固視微動
2.7 注意・覚醒度低下時の眼球運動
3.視覚的注意、睡眠・覚醒に関わる脳部位と眼球運動
3.1 視覚的注意を反映する眼球運動とそれらの特性
3.2 睡眠・覚醒状態を反映する眼球運動とそれらの特性
4.眼球運動に基づく人の状態(眠気,注意,自律神経系活動)検知に関する研究成果
【質疑応答・個別質問・名刺交換】