■ 講師
茨城大学 工学部 電気電子システム工学科 准教授 博士(工学) 鵜野 将年 氏
■ 開催要領
日 時 :
2021年3月15日(月) 10:30~16:30
会 場 : ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料 :
1名につき55,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込み)〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
【講演概要】
再生エネルギーや電動車両の普及に伴いリチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の蓄電源の利用が急速に拡大している。用途に応じて複数の蓄電セルを直列に接続しバッテリを構成して使用するが、バッテリを長期に渡り安全に使用するためには各セルを適切に管理する必要がある。そのためにはバッテリマネジメント技術が必要不可欠であり、その中でも特に重要となるのがセルバランス技術である。蓄電システムでは各セルの固体差に起因してセル電圧にアンバランスが生じるが、これはセルの過充電や過放電のみならず蓄電システム全体としての早期劣化や利用可能エネルギーの低下といった各種の悪影響を及ぼす。このアンバランスを解消するのがセルバランス技術であり、近年では蓄電源の利用拡大に伴い盛んな研究開発が行われている。本セミナーではバッテリマネジメントならびにセルバランス技術について解説する。
受講対象:リチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の蓄電源システムに携わる技術者
受講後、習得できること:セルバランス技術の概念に関する基本的知識、用途や規模に応じた適切な各種回路方式の選定に関する知識
【プログラム】
1.背景
1.1 蓄電池の用途拡大に伴う課題
1.2 リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタの特性
2.バッテリを使用する際の課題
2.1 過充電と過放電
2.2 過大電流
2.3 温度管理
2.4 セルアンバランス
2.5 充電状態推定
3.バッテリマネジメントシステムの役割
3.1 充電制御(定電流-定電圧充電)
3.2 電圧監視
3.3 電流・電圧保護(過大電流、過充電・過放電)
3.4 温度管理
3.5 充電状態推定
4.バッテリマネジメントシステムの構成
5.セルバランスの概念
5.1 受動方式(損失型)
5.2 能動方式(非損失型)
6.受動方式のセルバランス回路
7.能動方式のセルバランス回路
7.1 DC-DCコンバータの基礎
7.2 隣接セル間バランス
7.3 ストリング-セル間バランス
7.4 セル選択方式(ストリング-セル間)
7.5 セル選択方式(中間貯蔵方式)
8.まとめ
8.1 各種セルバランス方式の長所と短所、用途
8.2 大規模システムにおけるバランス回路
【質疑応答】