■ 講 師
1.(株)東レリサーチセンター 材料物性研究部 第2研究室 細見 博之 氏
2.(株)島津製作所 分析計測事業部 GADC(グローバルアプリケーション開発センター) 道下 晃 氏
3.大阪大学 総合学術博物館 (兼) 大阪大学大学院 理学研究科化学専攻 教授 上田 貴洋 氏
■ 開催要領
日 時 :
2021年3月17日(水) 10:30~16:30
会 場 : ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料 :
1名につき60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ Live配信セミナーの受講について
本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
【10:30-12:10】
1.各種の細孔評価手法およびガス・蒸気吸着量測定手法の紹介
●講師 (株)東レリサーチセンター 材料物性研究部 第2研究室 細見 博之 氏
1.細孔評価手法
1-1 細孔評価手法の比較
1-2 窒素ガス吸着法、水銀圧入法
1-3 クリプトンガス吸着法
1-4 パームポロメトリ
1-5 DSC法
1-6 陽電子消滅寿命測定法
2.ガスや蒸気の吸着量測定手法
2-1 水蒸気吸着法
2-2 有機蒸気吸着法
2-3 電解液蒸気吸着法
2-4 二酸化炭素ガス吸着法
【質疑応答】
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【13:00-14:40】
2.ガス吸着法・水銀圧入法における細孔分布測定での注意点
●講師 (株)島津製作所 分析計測事業部 GADC(グローバルアプリケーション開発センター) 道下 晃 氏
【習得できる知識】
ガス吸着法・水銀圧入法での細孔分布測定および解析
【講座の趣旨】
ガス吸着法や水銀圧入法は比表面積・細孔分布の測定方法として広く利用されている。しかし、結果については解釈が難しく、それぞれの特徴を把握しておく必要がある。
測定結果を十分に生かすために、それぞれの測方法における注意点および違いを紹介する。
1.ガス吸着法における注意点
1-1 サンプリング
1-2 前処理
1-3 測定
1-4 解析
2.水銀圧入法における注意点
2-1 サンプリング
2-2 測定
2-3 解析
3.ガス吸着法と水銀圧入法の比較
【質疑応答】
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【14:50-16:30】
3.NMR法による細孔構造および吸着状態の解析
●講師 大阪大学 総合学術博物館 (兼) 大阪大学大学院 理学研究科化学専攻 教授 上田 貴洋 氏
【習得できる知識】
核磁気共鳴分光法(NMR法)の原理や測定法に関する基礎知識、NMRを用いた細孔構造解析および吸着状態分析に関する方法論とその応用
【講座の趣旨】
化学分野で広く分子構造解析に用いられているNMR法を細孔分析へ応用することで、原子・分子レベルで細孔材料のキャラクタリゼーションが行えることを学ぶと共に、細孔材料評価におけるNMRの有用性について考える。
1.核磁気共鳴分光法(NMR法)の基礎
1-1 ゼーマン相互作用
1-2 化学シフト
1-3 磁気双極子相互作用
1-4 核四極子相互作用
2.NMRスペクトルの線形と線幅
2-1 吸収線の2次モーメント
2-2 吸収線の粉末パターン
2-3 吸収線の先鋭化―マジック角試料回転法
3.固体高分解能NMRによる細孔構造解析
3-1 29Si-NMR法
3-2 27Al-NMR法
4.NMRポロシメトリー
4-1 129Xe-NMR法
4-2 NMRクライオポロメトリー
5.NMRによる吸着状態の解析
5-1 核磁気緩和法でみる吸着分子の動態
5-2 NMRで見る吸着分子集団の相転移現象
【質疑応答】