■ 講師
1. (株)テクノ・システム・リサーチ 第1グループ アシスタントディレクター 駒田 隆彦 氏
2. 東北大学 大学院工学研究科 ファインメカニクス専攻 教授 工学博士 羽根 一博 氏
3. (株)東芝 研究開発センター ワイヤレスシステムラボラトリー 崔 明秀 氏
4. パイオニアスマートセンシングイノベーションズ(株) ソフトウェア技術部 開発1課 加藤 正浩 氏
■ 開催要領
日 時 : 2021年2月8日(月) 10:00~17:00
会 場 : ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料 : 1名につき60,000円(消費税抜き・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕
■ Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
<10:00~11:30>
1.車載用LiDARの市場分析と今後の予測
(株)テクノ・システム・リサーチ 駒田 隆彦 氏
【講座概要】
カメラ、レーダーに続く第3のセンシング技術として注目されている車載用LiDARの市場動向及び今後の方向性について報告させていただきます。
1.車載用センシングシステム市場におけるLiDARの位置づけ
1.1 車載用LiDARの方式、用途
1.2 車載用センシングシステムにおけるLiDARの特色
1.3 車載用センシングシステム市場でのLiDARの可能性
2.車載用LiDAR市場分析
2.1 車載用LiDAR市場の参入状況
2.2 車載用LiDAR市場トレンド
2.3 車載用LiDAR市場シェア
2.4 車載用LiDAR市場の技術動向
2.5 車載用LiDAR市場の今後の方向性
【質疑応答】
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<12:10~13:40>
2.LiDAR用MEMSミラーの最新技術
東北大学 羽根 一博 氏
【講座概要】
MEMSミラーは小型で,比較的高速にレーザ光を走査できることからLiDARへの応用が期待されている。走査ビームの形成にはミラーの反射を用いるが,ビーム径は回折で決定されるので,ミラーの光学特性を考慮する必要がある。また走査最大角は,シリコンばねのばね定数とアクチュエータの発生力により決定されるので,ばねおよびアクチュエータの機械特性を考慮する。このように,MEMSミラーの設計では,光学特性と機械特性をLiDARの仕様を満たすように設計する。光学特性および機械特性に限界があり,またMEMSの製作方法による制約もあるので,これらを考慮した設計が要求される。MEMSミラーの基礎、設計および製作について説明し,LiDAR用のMEMSミラーについて紹介する。
1.はじめに
1.1 MEMSミラーの開発歴史
1.2 MEMSミラーの構造とLiDAR応用
1.3 ミラー直径と回転角の積について
2.MEMSミラーの光学特性
2.1 スキャナーミラーの回折特性
2.2 スキャナーミラーの動的変形
3.MEMSミラーの機械特性
3.1 スキャナーのばね機械特性と破壊限界
3.2 マイクロアクチュエータの種類とスキャナー応用
4.MEMSミラーの製作方法
5.LiDAR用MEMSミラーの例と考察
【質疑応答】
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<13:50~15:20>
3.自動運転向けソリッドステートLiDAR受光技術
(株)東芝 崔 明秀 氏
1.研究背景と開発経緯
2.LiDAR性能のトレードオフ
3.従来技術の課題
4.ソリッドステート式LiDAR向けの新しい受光技術
5.LiDAR実証実験結果
6.今後の開発展望
【質疑応答】
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<15:30~17:00>
4.MEMSミラー型LiDARを用いた自己位置推定技術の開発
パイオニアスマートセンシングイノベーションズ(株) 加藤 正浩 氏
【講座概要】
自動車事故の低減のため,高度運転支援や自動走行の技術開発が各分野で進められている.それらのシステムの安全性向上には高精度な自己位置推定が重要な要素のひとつであり,その実現のために距離計測性能と角度分解能に優れるLiDARが多く活用されている.MEMSミラー型LiDARは,部品点数が比較的少ないという特徴から,一般車両への搭載が可能な低価格の製品が期待されている.
本講では,開発したMEMSミラー型LiDARの概要,自己位置推定のためのデータ処理手法,一般道路での実証実験結果について紹介する.
1.はじめに
2.MEMSミラー型LiDARの概要
2.1 システム構成
2.2 基本特性
2.3 LiDAR検出データの様子
3.自己位置推定システム
3.1 全体構成
3.2 LiDARデータの移動補正と統合処理
4.自己位置推定手法
4.1 NDTスキャンマッチング
4.2 反射強度情報を活用したNDT
5.自己位置推定実験
5.1 実験システム
5.2 走行試験コース
5.3 実験結果
6.まとめ
【質疑応答】