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"開発早期プロジェクト"のGo/No-go判断、意思決定

11月開催 医薬系セミナー  更新日:2019年10月 1日
 セミナー番号【911105】11/27 講師3名
★ TPPを意思決定につなげるための仕組み作り、盛り込む項目とは?
★ TPPと事業性評価に基づくGo/No-Go判断のポイントとは?

"開発早期プロジェクト"のGo/No-go判断、意思決定


■ 講師
【第1部】  第一三共(株) 研究開発本部 開発薬事部長 塚本 淳 氏
【第2部】 ロート製薬(株) 臨床開発部 担当部長 山本 晃嗣 氏
【第3部】 (株)アサヒ・シーアンドアイ 常務執行役員 谷口 公嗣 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年11月27日(水) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
聴講料 1名につき60,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
  〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円〕


プログラム

【10:00~11:30】
【第1部】 Target Product ProfileとGo/No Go意思決定

第一三共(株) 研究開発本部 開発薬事部長 塚本 淳 氏

専門分野:医薬品開発、開発薬事、プロジェクトマネジメント
 
【講座主旨】
 TPPが医薬品開発戦略ツールとして活用されて久しいが、その形式、プロセス、考え方は組織によってまちまちである。本講演では、意思決定につなげるTPPの視点で、考えるべきポイントや注意すべき点を紹介する

【講演内容】

・TPPを巡る議論 - なぜTPPが重要なのか
・シーズ型TPP(シーズに基づく目指すべきプロファイル)
・ニーズ型TPP(ニーズに基づく目指すべきプロファイル)
・意思決定の正誤
・No Goに用いるTPP(最低限達成すべきプロファイルとは)
・Go意思決定に必要な要素(プロジェクトリスク耐性について)
・まとめ


【質疑応答】
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【12:30~14:30】
【第2部】 開発早期段階における意思決定のポイント ~ 適切なTPP設定とPOC試験結果判断 ~

ロート製薬(株) 臨床開発部 担当部長 山本 晃嗣 氏

専門分野:医薬品開発プロジェクトマネジメント、眼疾患(ドライアイ、緑内障、眼感染症、等)

 
【講座主旨】
  医薬品開発においては、開発早期段階での迅速で適切な意思決定が極めて重要である。開発プロジェクトの評価やGo/No Go判断は、設定されている期待製品プロファイル(TPP)に基づいて実施されることから、適切なTPPの設定と改訂および管理が求められる。 本講座では、開発早期におけるTPP設定のポイントおよび留意点、また開発早期段階で最も重要なPOC試験の適切な計画立案と、意思決定への活用方法等について、演者の開発経験に基づいて解説する。


【講座内容】

1. 早期判断の重要性 (イントロダクション)
2. 開発早期段階におけるTPPの設定
 (1) TPPとは
 (2) 開発初期のTPP設定の課題
 (3) 盛り込むべき項目、設定に必要な情報
 (4) TPP設定におけるKOLの活用
 (5) 適切な目標設定
 (6) TPPの承認と共有化 

3. TPPの構成、フォーマット
 (1) FDAガイダンス、他社の例
 (2) 対照薬との差別化点を明確にするためのフォーマット例

4. 開発早期における意思決定
 (1) TPP達成可能性を評価可能なPOC試験の設計
 (2) POC試験結果の的確な判断と意思決定
 (3) 意思決定会議に向けた準備
 (4) 意思決定結果、理由の共有化

【質疑応答】
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【14:45~17:00】
【第3部】 事業性評価に基づく開発早期のGo/No-go判断

(株)アサヒ・シーアンドアイ 常務執行役員 谷口公嗣 氏
 
【講座主旨】
 化合物のプロファイルが明確になっていない基礎研究(探索段階)や創薬研究、開発早期段階(非臨床開発段階)では、事業性評価をおこなうのに必要な要素の多くは明確になっていない。臨床開発が開始され、臨床開発後期に進んでいくにつれて不確定要素やあいまい性も少なくなっていく。臨床開発早期では化合物プロファイルが不明確な上に、5年以上先の当該製品が属するであろう疾患領域の治療動向、新薬の上市動向も不透明で、どのように事業性評価をレポートし、Go/No-go判断の意思決定をおこなうのか、それは容易ではない。 将来の治療動向の予測がしっかりと客観的かつ科学的にできるKOLの意見は重要である。そのようなKOLをどのように見出すべきかについて、概説する。 また、売上データがなく、様々な要素が不確定である、臨床開発早期候補品のピーク時期待売上の算出方法、そしてそれに続く事業性評価の手法についても、本セッションではご紹介する。ピーク時期待売上は、効能取得を想定するセグメントごとに「当該疾患推定患者数」×「予測獲得シェア」×「想定薬価」で売上を算出する。「当該疾患推定患者数」は種々の患者数予測を示した統計書から適切なデータを引用する。想定薬価は類薬や対照薬を参考にして社内の薬事部門関係者が算出する。ピーク時予測獲得シェアの算出には、多くの要素が影響するため、一般的に困難を極める。本セッションでは、一例として、「化合物の差別化要因」「競合優位性」「当該疾患の競争の激しさ」をスコアで示し、そのスコアにウェイト付けして値を出し、その値に基づいてピーク時予測獲得シェアを割り出す手法を紹介するので、参照していただきたい。

【講演内容】

1.開発段階の医薬品の事業性評価や売上予測をたてる際の留意点
① 今までに無いまったく新しいメカニズムのベストインクラスの薬剤の市場予測は極めて難しい。どのようにしたらよいかについての考察を行う。
② 臨床開発部門とMKT部門のゴールは違うことを留意しなければならない。 議論を尽くして双方のゴールの合理的合致点を見出すことが必要である。
③ 将来の上市時点(5-10年先?)の当該薬が参入する市場をどのように予測するのか?(治療方法や薬剤の顔ぶれは大きく変化していることもある)

2.臨床開発期の化合物の売上予測の計算手法の紹介
① 製品コンセプトが未だ不確定な臨床開発早期と、ほぼ製品プロファルが確定している臨床開発後期における売上予測の計算手法を考慮して、計算手法をどのように標準化するかが重要。
② 社内全体のコンセンサスが得やすい計算手法はどのようなものかについて、その考え方も含めて具体的に紹介する。


【質疑応答】

【講師略歴】

●塚本 淳 氏
東京大学大学院農芸化学専攻修士課程修了後、三共(株)国際開発部に入社。海外薬事/CMC調整や国内臨床開発を経験した後、2000年~2005年に米国ニュージャージー州の新薬開発子会社に海外赴任。現地ではプロジェクトマネジメント業務における日米の手法・考え方の違いに触れ、その可能性や課題を講じながらプロジェクトを推進。帰国後もグローバルプロジェクトマネジャーとしてグローバル新薬開発マネジメントを担当し、その後プロジェクトマネジメントオフィスリードとしてグローバル意思決定体の事務局をリード。Drug Information Association(DIA)の米国年会でCross-culture management, leadership等を積極的に討議するSession Chair等を歴任し、2017年よりDIA Japanのコンテンツコミッティー委員長。2013年北里大学大学院にて博士号(医薬開発学)取得。2018年4月より現職

●山本 晃嗣 氏
・参天製薬(1978~2012):眼科領域新医薬品の研究開発、プロジェクトマネジメント
・(株)アールテック・ウエノ(2013~2017.6):新規メカニズム経口剤の臨床開発
・窪田製薬(2017.11~2019.3):眼科領域新薬・遺伝子治療・医療機器の開発
・ロート製薬(2019.4~ ):眼科領域新医薬品の研究開発