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樹脂用添加剤のブリードアウト発現機構とその制御


10月開催 化学系セミナー  更新日:2019年9月 3日
 セミナー番号【911222】11/12 講師3名
★ブリード物を同定するには?

樹脂用添加剤のブリードアウト発現機構とその制御



■ 講 師


1.テクノリエゾン事務所 代表、高分子学会 フェロー 今井 昭夫 氏

2.三井化学(株) 生産技術研究所 主席研究員 岡部 晃博 氏

3.(一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第2課 課長 菊地 貴子 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年11月12日(火) 10:00~17:30

会 場 : [東京・五反田] 日幸五反田ビル8F 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

【10:00-14:40】

1.ブリード/ブルームの発現機構と対策

●講師 テクノリエゾン事務所 代表、高分子学会 フェロー 今井 昭夫 氏

 
【習得できる知識】
・樹脂・ゴム材料の成型後の外観不良原因の見分け方
・ブリード,ブルーム現象の発生原因の解析の方法
・ブリード/ブルームの原因に対応する防止対策の考え方
・ブリード/ブルーム現象を逆手にとった機能性製品・商品の設計方法

【講座の趣旨】
樹脂・ゴムなど実用高分子材料は、素材生産、成形加工、製品保管など条件の異なる各種の環境下に置かれることにより、劣化・変質の危険性を孕んでいる。このような変質を防止すると同時に、性能・機能の効果的な発現のために各種添加剤が配合されて用いられている。
樹脂・ゴム材料中の成分の一部や添加剤は、成形条件や樹脂・ゴム材料本体との親和性の程度によっては成型品表面にまで拡散し、意図せぬ模様を発生させることがあり、外観特性の低下として嫌われる。本講では、この現象と 他の外観特性の異常との違いや見分け方について述べ、ブリード/ブルームの発現機構と防止法の考え方について解説する。

1.ブリード/ブルーム現象
 1-1 成形不良とブリード・ブルーム現象の見分け方
 1-2 ブリード・ブルームと高分子材料の分子構造
  (1)分子量分布
  (2)組成や規則性の分子間分布、
  (3)高分子材料の構造の組織階層
 1-3 ブリード・ブルーム発生機構の理論:拡散と溶解度
 1-4 ブリード成分の同定と解析:
  (1)分離抽出
  (2)機器分析

2.樹脂・ゴム材料におけるブルーム・ブリード現象の制御
 2-1 添加剤の種類と処方
 2-2 ブリード・ブルーム成分の種類
 2-3 樹脂・ゴム材料におけるブルーム・ブリード防止技術
 2-4 ブリード・ブルーム防止技術や処方の実例紹介

3.ブリード・ブルーム現象の制御と活用
 3-1 ブリード・ブルーム制御による機能発現
 3-2 ブリード制御による商品設計

4.新規な樹脂材料におけるブルーム・ブリード制御
 4-1 ポリマーアロイ・モルフォロジー設計理論の応用
 4-2 相溶性制御と樹脂・ゴム材料設計  

5.まとめ

【質疑応答】
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【14:50-15:50】

2.ブリードアウトを抑制したシリコーン系フィルム改質剤

●講師 三井化学(株) 生産技術研究所 主席研究員 岡部 晃博 氏

 
【習得できる知識】
・ポリオレフィン樹脂からのブリードアウトを抑制するための材料設計
・ポリオレフィンとシリコーンのブロック化技術

【講座の趣旨】
無機成分を骨格とするシリコーンは耐熱性、撥水・撥油性、離型性、摺動性など、ポリオレフィン樹脂には無い特有の性質を有している。しかしながら、ポリオレフィン樹脂との親和性が低いため、改質剤として利用する場合にはブリードアウトが問題となる。このようなシリコーンとポリオレフィンの親和性の低さに起因する問題を本質的に解決するために必要な材料設計について解説する。

1.背景
 1-1 ポリオレフィンとシリコーンの特徴
 1-2 シリコーン系改質剤について

2.ブリードアウトを抑制するための材料設計
 2-1 ポリオレフィン-シリコーンブロック共重合体の構造設計
 2-2 ブロック共重合体合成の反応設計
 2-3 ブロック共重合体合成反応のための触媒設計

3.ポリオレフィン-シリコーンブロック共重合体の特性
 3-1 材料の特長
 3-2 用途展開例

【質疑応答】
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【16:00-17:30】

3.高分子材料中のブリード物の同定・状態分析

●講師 (一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第2課 課長 菊地 貴子 氏

 
【講座の趣旨】
ゴム、プラスチック等は、様々な分野で必要不可欠な材料であるが、使用環境下で様々なトラブルを生じることがある。例えば、ブルームや変色などがあり、変色等を生じた製品は、品質は維持されていたとしても商品価値が著しく低下する。これらの対策を講じるためには、その原因を調査する必要がある。本講座では、ブルームや変色問題の考え方の基礎と分析手法について、事例をあげて紹介する。

1.ブリード・ブルーム現象のメカニズム
 1-1 ブリード・ブルーム現象とは?
 1-2 発生原因と対策の基本的考え方
 1-3 ブリード成分の同定と解析

2.高分子材料の劣化メカニズム
 2-1 劣化因子
 2-2 熱劣化
 2-3 光劣化
 2-4 金属による劣化など
 2-5 自動酸化反応
 2-6 高分子材料の劣化とトラブルの関係

3.変色原因
 3-1 なぜ変色が起きるのか?
 3-2 ポリマーの劣化による変色
 3-3 酸化防止剤による変色
 3-4 付着による変色

4.劣化及び変色解析のための分析法
 4-1 FT-IR
 4-2 DSCによる酸化開始温度
 4-3 GPC
 4-4 TG
 4-5 ESR
 4-6 NMR
 4-7 XPS
 4-8 EPMA

5.劣化、変色対策

【質疑応答】