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フィルムヒーターの材料設計と期待される応用展開

9月開催 化学系セミナー  更新日:2019年8月 1日
 セミナー番号【910206】10/8 講師4名
★ 拡大する防曇、融雪、保温・加熱のニーズ! 透明性を持ったヒーター材料の開発事例!

フィルムヒーターの材料設計と期待される応用展開


■ 講師
1.(株)タッチパネル研究所 開発部 部長 中谷 健司 氏

2.ナガセケムテックス(株) 機能化学品事業部 製品開発第2部 久留島 康功 氏

3.(株)Fabtech 代表取締役 鳥居 彰夫 氏

4.(株)レニアス 業務本部 開発室 シニアエンジニア 博士(工学) 岩井 和史 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年10月8日(火) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

   
※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

【10:00-11:30】

1.柔軟性のある透明導電フィルムの開発とヒータへの展開

(株)タッチパネル研究所 開発部 部長 中谷 健司 氏

 
【講演趣旨】
透明導電性フィルムの用途ではタッチパネル用途が最大だが、静電容量用タッチパネル向けの導電性フィルムでは低抵抗化が要求され、新しい導電性フィルムが提案されている。 これらの低抵抗のフィルムは透明ヒーター用途への使用にも好ましく使用可能である。本講座では透明導電性フィルムの種類とその作成方法などタッチパネルに使用されている材料に関して説明し、それらが透明ヒーター用に応用可能であることを説明する。

1.透明導電性フィルムの種類と用途
 1.1 透明導電性フィルムの種類
 1.2 透明導電性フィルムの抵抗と用途の関係
 1.3 透明導電性フィルムの市場

2.タッチパネル用透明導電性フィルム
 2.1 タッチパネルの用途と市場
 2.2 タッチパネル用透明導電性フィルムへの要求特性
 2.3 可とう性,曲面の静電容量用タッチパネル用透明導電性フィルムの特性
 2.4 メタルメッシュ導電性フィルムの特徴と課題
 2.5 その他の金属系透明導電性フィルム

3.透明ヒーターへの応用
 3.1 透明ヒーターの利用例
 3.2 透明ヒーターに使用される透明導電性フィルム
 3.3 透明ヒーターに要求される特性
 3.4 断熱、熱戦反射特性の利用
 3.5 結露防止用途

【質疑応答】
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【12:10-13:40】

2.導電性高分子を用いた透明導電塗料の特徴とフィルムヒーターとしての可能性

ナガセケムテックス(株) 機能化学品事業部 製品開発第2部 久留島 康功 氏

 
【講演趣旨】
ナガセケムテックス(株)は、導電性高分子「PEDOT/PSS」を用いた透明導電コーティング剤を国内でいち早く製品化したメーカーで、現在も「Denatron」の名称でカスタマイズを行っており、多くのお客様にご使用頂いております。本稿ではPEDOT/PSSの特徴や実用化例について解説させて頂きますので、金属とは異なるポリマーならではの特徴を活かしたユニークなフィルムヒーター開発の参考にして頂ければ幸いです。。

1.PEDOT:PSSとは
 1.1 化学構造と導電メカニズム
 1.2 製造方法と導電性の向上

2.PEDOT:PSSの塗料化
 2.1 塗料化の課題
 2.2 透明導電塗料「デナトロン」

3.PEDOT:PSSの実用化例
 3.1 帯電防止フィルム
 3.2 透明電極
 3.3 コンデンサ
 3.4 生体センサ

4.フィルムヒーターとしての可能性
 4.1 発熱特性とPTC
 4.2 屈曲性と伸縮性
 4.3 耐熱性
 4.4 耐候性

【質疑応答】
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【13:50-15:20】

3.CNT利用の繊維ヒーター(ファブリックヒーター)の応用技術と適用分野

(株)Fabtech 代表取締役 鳥居 彰夫 氏

 
【習得できる知識】
・ファブリックヒーターによる構造物表面への発熱機能の付加技術、および発熱する
・ファブリックヒーター内蔵のFRP構造物の製造技術

【講座の趣旨】
CNTをベースに開発されたファブリックヒーターは、これまでの発熱体とは異なる特性を有しております。その優れた特性を最新素材と合わせることで全く新しい発熱面、発熱構造物を作り出すことができることが分かりました。豪雪地域に多くの人が生活する日本の雪害対策技術は世界トップクラスです。是非、新しい発熱体で皆様の雪対策の新アイテムの開発ヒントに、また低温部での安定発熱性、蓄電池でも発熱する特性から携帯保温ボックスなど保温製品への応用のヒントにして頂ければ幸いです。


1.CNT活用ファブリックヒーターとは
 1.1 製造方法
  (1)CNT(カーボンナノチューブ)と有機糸から導電性糸へ
  (2)導電性糸から織物(ファブリック)へ
  (3)繊維へ金属電極を施工する技術(特許技術)
  (4)ファブリックヒーター構造
 1.2 特性 
  (1)導電率の制御範囲
  (2)発熱量の制御範囲
  (3)機械的特性
  (4)耐環境性
  (5)電気的性質(非突入電流など)
  (6)繊維的性質
 1.3 安全性
  (1)ショートで発火しない
  (2)部分断線でも全体発熱
  (3)連続屈曲耐久性
 1.4 省エネ性
  (1)線発熱と面発熱の比較
  (2)高速信号への高い応答性と制御精度
  (3)PID/SSR制御との連携
  (4)AI制御への応用性

2.ファブリックヒーターの応用例
 2.1 ヒーター構造
  (1)ゴム製品からの脱却
  (2)塩ビシートの採用品
  (3)FRPヒーター(ポリウレア樹脂、その他樹脂使用)
 2.2 融雪用ヒーター
  (1)歩道、車道用
  (2)屋根融雪、雨樋融雪用
  (3)屋外設備雪害対策用
 2.3 融雪用構造および工法
  (1)ロードヒーティング工法
  (2)橋梁着雪対策工法
  (3)屋根融雪製品
 2.4 保温用ヒーター
  (1)定温維持用
  (2)体温維持用
  (3)配管保温・加熱用
  (4)動植物用
 2.5 保温用構造物
  (1)医療用恒温長距離輸送BOX
  (2)観賞魚用水槽底置ヒーター
  (3)精密機器結露防止輸送パネル
  (4)電装ボックス内パネルヒー

3.導電性繊維の将来可能性
 3.1 現在開発品の概要(公開可能範囲)
 3.2 ロボット用軽量信号線(開発中)
 3.3 医療用発熱体(MRI用ヒーター、保育器用ヒーターなど)(試作完了)
 3.4 電磁波吸収繊維(試作完了)

【質疑応答】
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【15:30-17:00】

4.透明ハードコートの防曇技術とデフォッガー機能付与

(株)レニアス 業務本部 開発室 シニアエンジニア 博士(工学) 岩井 和史 氏

 
1.防曇性の付加技術
 1.1 グレージングにおける防曇のニーズ
 1.2 防曇の種類と特徴
 1.3 光触媒による防曇
 1.4 吸水型の防曇膜
 1.5 防曇膜の評価

2.デフォッガー機能付与
 2.1 発熱による防曇
 2.2 面状発熱を実現する技術

【質疑応答】