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研究開発部門における「横串組織」の作り方、運用の仕方

8月開催 その他セミナー  更新日:2019年7月 2日
 セミナー番号【908505】8/26講師5名
★イノベーション創出には部門や領域の垣根を取り払う柔軟な仕組みが不可欠だ!

研究開発部門における「横串組織」の作り方、運用の仕方



■ 講師
1.
旭化成(株)上席理事 兼 富士支社長、基盤技術研究所長 加藤 仁一郎 氏

2. オリンパス(株) 技術戦略 Vice President 杉田 幸彦 氏
3. 富士フイルム(株) R&D統括本部 シニアエキスパート 兼 経営企画本部 ビジネス開発・創出部 シニアエキスパート 伊豆川 洋由 氏
4. 日本たばこ産業(株) たばこ中央研究所 所長 志方 比呂基 氏
5. 村田機械(株) 研究開発本部 全社開発推進シニアエキスパート 中尾 敬史 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年8月26日(月)10:00~17:45

会 場 : [東京・五反田]技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料 :
1名につき60,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

<10:00~11:15>


【第1部】 研究開発部門における業務の効率化、
              R&D生産性向上の取り組みと横串組織の運用

旭化成(株)上席理事 兼 富士支社長、基盤技術研究所長 加藤 仁一郎 氏


【講演趣旨】
上記表題についての講演依頼を受けたので、概説する。内容としては、演者のこれまでの経験と今後の研究開発を推進する上で重要視しているポイントを説明する。具体的な内容としては、表題に挙げた各項目について、それぞれ支障がない範囲で具体例も挙げながら、研究開発を推進する上で考慮すべきと思う点を説明する。

【講演項目】
1.旭化成グループの事業概要
2.研究開発業務の効率化、生産性向上の取り組み
3.横串組織の運用
4.立場、経験、年齢を考慮した働き方・意識の改革 など
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<11:30~12:45>

【第2部】部門や領域の垣根を超えた業務改革プロジェクトの取り組み
     ~R&D生産性向上のためのマトリックス型組織運営のポイント~

オリンパス(株) 技術戦略 Vice President 杉田 幸彦 氏


【講演趣旨】
2016年4月、オリンパスは従来の事業軸を主軸に置く運営から、事業軸と機能軸をバランスよく融合させて全社経営資源の最大活用を目指す「マトリックス型」の事業運営に変革した。具体的には、これまで各事業分野に分散していた各機能を、「コーポレート」 、 「技術開発」 、 「製造」 、 「販売」 、 「品質・製品法規制」の5つの機能部門に統合。このマトリックス構造において、「技術開発」機能部門では、R&D生産性向上に向けて、開発プロセスの清流化、技術移転の促進および各事業開発間のR&D人材の適正化を進めてきた。 更に2019年1月に医療事業再編を含む企業改革プランTransform Olympusおよび医療事業強化を発表し、フロントローディングの取り組みを行っている。

【講演項目】
1.オリンパスの紹介
2.開発プロセスの清流化
3.技術移転の促進
4.R&D人材の適正化
5.フロントローディングの取り組み

【質疑応答】
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<13:30~14:45>


【第3部】研究開発部門における横串組織の作り方、運用の仕方
      ~R&D生産性向上、新規事業創出のために~

富士フイルム(株) R&D統括本部 シニアエキスパート 兼 経営企画本部 ビジネス開発・創出部 シニアエキスパート 伊豆川 洋由 氏


【講演趣旨】
弊社はデジタル化の大波を受け、写真フイルムが10分の1以下に縮小するという危機 に対し、第二の創業を掲げて業態転換に臨んだ。業態転換にあたり、保有技術を棚卸、 弊社のコアとなる技術を定め、コア技術を核に成長事業分野へ資源を集中投資することで 幅広い事業領域で成長戦略を推進してきた。その際、研究開発体制を事業の核となるコア 技術開発を担う縦軸とコア技術を支える基盤技術の強化や新規事業創出を担う全社視点の 横軸という縦横のマトリックス体制に変更した。今回は、弊社での縦横マトリックス 体制の組織設計の考え方や効果と課題についてご紹介させていただく。
【講演項目】
1.企業概要
2.当社の歴史
  ・歴史を振り返る
  ・第二の創業(銀塩写真からの脱却)
3.技術の棚卸
  ・富士フイルムの技術ルーツは何か
  ・基盤技術とコア技術の再定義
4.研究体制の刷新
  ・事業ドリブンから縦横マトリックス体制へ
5.横串機能の役割
  ・全体最適を考えた研究リソース
  ・共通基盤技術の強化と新たなコア技術創出
  ・新規事業創出に向けた取り組み

【質疑応答】
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<15:00~16:15>


【第4部】JTたばこ中央研究所におけるイノベーション創出に向けた取り組み

日本たばこ産業(株) たばこ中央研究所 所長 志方 比呂基 氏


【講演趣旨】
JTたばこ中央研究所では、近年の社会環境・事業環境の変化に対応すべく、「未来の嗜好品」に焦点を当てたイノベーション創出活動を進めている。研究員のマインドセット変革のため、フリーアドレス導入を含む執務環境のリニューアルやアイデア共有会議の開催、マトリックス型組織への再編等の施策を実施し、新たな発想の促進・横方向のコミュニケーションの活性化を図ってきた。本講演ではその詳細とともに、異分野間のつながりが新たなプロダクトに結実した一つの事例を紹介する。

【講演項目】
1.JTの事業概要と研究開発組織
2.近年の事業環境の変化
3.研究所のビジョン・ミッション
4.イノベーション創出のために-「知的なバカ話」のすすめ-
5.研究所最適化プロジェクト
6.マトリックス型組織の導入
7.アイデア共有の仕組み
  (1)TSRCコロキウム
  (2)他事業部との(勝手な)連携
8.オープンイノベーション推進
9.事例紹介-kitoki-
  (1)たばこの価値構造研究
  (2)呼吸の可視化というコンセプト
  (3)プロジェクト結成
  (4)プロトタイピングと試行錯誤
  (5)クラウドファンディング
  (6)振り返りと学び

【質疑応答】  
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<16:30~17:45>


【第5部】R&D生産性向上のための横串組織作り方、運営のポイント

村田機械(株) 研究開発本部 全社開発推進シニアエキスパート 中尾 敬史 氏


【講演趣旨】
ムラテックは開発力強化を目的に2004年にR&D部門を発足しました。以前は事業部制が強い会社でもあり、後付け組織であるR&Dの存在意義が問われ続けました。その中で我々は大きな成功と大きな失敗を経験しMOT(技術経営)を導入することで横断的開発体制を構築してきました。横断的開発体制の実現には
①ロードマップを核にした開発戦略
②コアを明確にしたプラットフォーム技術戦略
③ステージゲートを活用した最適マネジメント
が調和的に機能することが肝心です。本講では如何にすればR&D部門が本当の意味で全社の横串組織になれるか、事業部との連携力を向上させることができるかを自身の経験も踏まえご紹介します。


【講演項目】
1. ムラテックの紹介と全社開発体制の構築
  1.1 ムラテックのご紹介
  1.2 全社横断的な開発体制の構築
2. ロードマップを核にした全社開発体制づくり
  2.1 ロードマップを核にした開発戦略
  2.2 コアを明確にしたプラットフォーム技術戦略
3. ステージゲートを用いた最適な開発マネジメント
  3.1 開発には二つのステージがある
  3.2 ステージゲートの運用事例
4. イノベーションを生み出す決め手は「人」
  4.1 「突き抜けたスペシャリスト人材」を目指す
  4.2 チャレンジを是とする企業風土が不可欠

【質疑応答】