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複合臭におけるにおいのメカニズムと定量評価

8月開催 化学系セミナー  更新日:2019年7月 2日
 セミナー番号【908211】8/2 講師1名
★嗅覚の検知メカニズムから実践的な官能評価の進め方、
機器分析との関連付けまで 1日じっくり解説します!

複合臭におけるにおいのメカニズムと定量評価


◎においの見える化 ◎官能評価の種類、ばらつき ◎におい嗅ぎGC/MS

■ 講師
(株)島津製作所 分析計測事業部 GC・TAビジネスユニット マネージャー 工学博士 臭気判定士 喜多 純一 氏

■ 開催要領
日 時 :
2019年8月2日(金) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき 50,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき45,000円〕


【習得できる知識】
 ・においを定量化する基礎知識。強さ、質の定義など。定量化する手段(官能評価、機器分析(GCMS,センサ方式)。それぞれの方式の長所短所。 
 ・それらを方法の短所を最小にして、長所を引き出す方法。


プログラム

【講座趣旨】
 現在、においの定量化に大きな問題になっているのが、複合臭の取り扱い。
 複合臭に対して、どのような現象が起こるのかを説明後、その現象が起こる理由について考察し、それをもとに、定量化方法を説明する。


1.においでまず抑えておきたい事項
 1-1 ガスとにおいの違いはどこにあるのか?
 1-2 においのいくつかの側面
 1-3 五感の一つとしてのにおいの本質
 1-4 においに原臭は存在するのか?

2.嗅覚の検知メカニズム
 2-1 鼻の構造と嗅覚レセプター
 2-2 嗅覚レセプターの応答機構
 2-3 複数の嗅覚レセプターとにおいの応答の関係

3.複合臭が引き起こす不思議な現象
 3-1 飲料の場合
 3-2 お菓子の場合
 3-3 ワインの香りの場合
 3-4 お香の場合
 3-5 白い香りとは?
 3-6 官能評価でのオミッション法とは
 3-7 複合臭の特長とその起源の推定
 3-8 複合臭の特長としてのマスキング
 3-9 においの一つの分類方法
 
4.においの単位は?
 4-1 におい物質濃度とそのにおいの強さの関係
 4-2 においの強さの単位は?
  1) 臭気強度
  2) 臭気濃度
  3) 臭気指数  
 4-3 検知閾値、認知閾値、弁別閾値とは?
 4-4 決めにくいにおい質の単位
  1) におい物質とにおいの種類の推定
  2) フレーバーホイール
  3) 官能によるにおい質の表現とQDA法
   4) 自動車ISOのにおい質
   5) SD法
 4-5 オルソゴナルなにおいとレトロネーザルアロマとは

5.においの見える化方法
 5-1 官能評価と機器分析の使い分け
 5-2 日本の悪臭防止法における測定方法の変遷
 5-3 海外のにおい強度の測定方法
 5-4 臭気指数表現の場合に注意したいこと

5.官能評価法
 5-1 分析型官能評価と嗜好型官能評価に違い
 5-2 官能評価の種類とばらつきを低減させる工夫
  1) 2点比較法
  2) 3点比較法
  3) SD法
  4) QDA法
   5) 順位法
  5-3 自動車車室内のにおいの強さの測定方法
  5-4 パネルの選定方法
 5-5 装置を利用した官能評価
  1) 検知閾値の測定方法
  2) 弁別閾値の測定方法
  3) マスキングの定量化方法
  5-6 官能評価で注意すべき点

6.機器分析の種類と特徴
  6-1 成分に分離する方法と成分に分離しない方法
 6-2 成分に分離する分析(GC,GCMS)装置
  1) その原理
  2) におい嗅ぎGCが必要な理由
  3) 解析例
  4) 複合臭に対する成分分析のアプローチの注意点
 6-3 におい嗅ぎGC,GCMSシステム
  1) どのような装置か?
  2) GCMSの出力からアロマクロマトグラムへの変換
  3) アプリケーションとしての、癌臭分析
 6-4 複合臭を成分分析できっちり分析する
  1) ビールを香気が再現するまで分析できるか?
  2) 2次元GCMSを利用してみたら。
  6-5 成分分析用のサンプル濃縮技術
  1) HS法とTD法
  2) 直接加熱 固相抽出
  3) SPME法
6-6 においの単離方法
  1) 蒸留法
  2) 抽出法
  3) 吸着法

7 センサ方式
 7-1 複合臭分析に期待されるセンサ方式
 7-2 単素子のセンサ方式
 7-3 におい識別装置
  1) 原理
  2) 装置の実際
  3) 解析方法
  4) ユーザーモードによるにおいの類似性分析
  5) スタンダードモードによる臭気指数測定
  6) ユーザーモードを用いた複合臭中の特定複合臭のにおい強度
  7) 上記の応用として、繊維業界でのISO化された測定
  8) マスキング測定
  9) 消費期限測定

 8 快・不快度測定
  1) 官能評価による方法
  2) におい識別装置による測定

9 成分分析による異臭分析

10.複合臭に対する最近のアプローチ
  1) オミッション法の難しさと自動オミッション法
  2) 自動オミッション法のメリット
   3) 自動オミッション法の実例

【質疑応答】