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口腔粘膜炎のアンメッドメディカルニーズと予防・治療法

7月開催 医薬系セミナー  更新日:2019年6月 4日
 セミナー番号【908102】8/6 講師3名
★ 疼痛緩和、粘膜保護、炎症抑止など どのルートから治療薬を開発するのか?
★ 病態解明および治療薬の創出に必要な動物モデルを紹介!

口腔粘膜炎のアンメッドメディカルニーズと予防・治療法


■ 講師
【第1部】  松山大学 薬学部 医療薬学研究室 准教授 渡邉 真一 氏
【第2部】 千葉西総合病院 腫瘍内科 岡元 るみ子 氏
【第3部】 国立がん研究センター中央病院  歯科 医長 上野 尚雄 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年8月6日(火) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
聴講料 1名につき55,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
  〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円〕


プログラム

【10:00~12:00】
【第1部】 がん化学療法/放射線治療による口内炎モデル動物の作製と活用

松山大学 薬学部 医療薬学研究室 准教授 渡邉 真一 氏

専門分野:粘膜炎治療、薬理学、医療薬学、感染症

 
【講座主旨】
 がん治療の副作用の一つである口内炎はがん化学療法時の30~40%、頭頸部放射線療法時のほぼ全例に発症し、患者のQOLを著しく低下させる要因となっている。しかし、現在のところ有効な治療薬剤はなく、臨床では局所麻酔や鎮痛・抗炎症薬による対症療法が行われているに過ぎない。本セミナーではがん治療に伴う口内炎の病態と、その解明および治療薬の創出に必要な評価系(動物モデル)を紹介する。

【講演内容】

1.がん治療と口内炎
 1) がん治療の内訳
 2) 口内炎を起こしやすい抗がん剤
 3) 放射線治療による口内炎
 4) 口内炎発症のメカニズム

2.口内炎治療の現状
 1) 国際的ガイドライン
 2) 本邦における治療薬
 3) 病院・薬局製剤

3.動物モデルを用いた口内炎治療薬の評価
 1) 動物モデルの種類とメリット・デメリット
 2) 抗がん剤誘発口内炎モデル(ハムスター)
 2) 放射線誘発口内炎モデル(マウス、ハムスター)
 3) 治療薬の応用とその評価


【質疑応答】
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【12:45~14:45】
【第2部】 がん治療副作用の口内粘膜炎の現状と対策 ~腫瘍内科医から~

千葉西総合病院 腫瘍内科 岡元 るみ子 氏

 
【講座主旨】
  がん治療における口腔粘膜炎は患者の生活の質を低下させる重大な副作用である。 口腔粘膜炎の原因、病態、患者に与える影響、実臨床でどのように予防し治療をおこなっているのかを具体例をあげて説明する。

【講座内容】

1.がん治療の現状
2.がん治療におけるチーム医療とは
3.口腔粘膜炎の病態と原因
 ・がん治療(化学療法薬、放射線治療)
 ・患者側の要因

4.口腔粘膜炎が患者に及ぼす影響
 ・がん治療継続に与える影響

5.口腔粘膜炎の予防
 ・口腔ケア
 ・口腔外科、歯科との連携

6.口腔粘膜炎の治療と問題点
 ・局所療法
 ・薬物療法

【質疑応答】
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【15:00~17:00】
【第3部】 口腔粘膜炎の診断と治療・管理

国立がん研究センター中央病院  歯科 医長 上野 尚雄 氏

専門分野:がん医療における歯科口腔支持療法

 
【講座主旨】
  がん化学療法や頭頸部放射線療法において、口腔粘膜炎は発症頻度の高い有害事象の一つである。標準用量の化学療法を受ける患者の40%、造血幹細胞移植等に関連する高用量化学療法では患者の80%までに口腔粘膜炎を引き起こす。また、一部の分子標的薬剤(mTOR阻害薬、EGFR-TKIなど)によっても、高頻度で口腔粘膜炎が発症する。
 口腔粘膜炎は、1)疼痛により患者のQOLを下げ、闘病意欲を減退させてしまう、2)経口摂取を妨げ低栄養や脱水を惹起し全身状態を悪化させる、3)骨髄抑制期の重大な感染リスク因子であり、潰瘍部の二次感染から全身感染症へ波及させる門戸となる、など局所の問題に止まらず全身的な合併症へ波及するリスクがあり、時にがん治療の大きな妨げとなる。
本セミナーでは、がん治療における口腔粘膜炎の概要、本邦で行われている、ガイドラインに沿った口腔粘膜炎の管理、予防・治療とこれから期待される口腔粘膜炎の治療について解説する。

【講演内容】

1.がん治療における口腔粘膜炎
 1.1 なぜ口腔粘膜炎の対応が必要なのか

2.口腔粘膜炎の対応(予防・治療)
 2.1 発症機序を踏まえた対応とは
 2.2 各ガイドラインにおける口腔粘膜炎の基本戦略
 2.3 臨床の現場での実際

3.これから期待される口腔粘膜炎の対応
 3.1 粘膜保護剤
 3.2 半夏瀉心湯
 3.3 味覚・食感を損ねない、新しい長時間作用型口内炎疼痛緩和薬
4.今後の課題
 


【質疑応答】