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紫外線・熱線遮蔽材料の 設計,工業的利用,その評価

7月開催 化学系セミナー  更新日:2019年6月 4日
 セミナー番号【907204】7/23 講師5名
★遮蔽・反射できる光の波長の範囲と波長選択性
★耐久性,機能性の寿命評価
★新興国や海外,省エネ住宅などでの市場性

紫外線・熱線遮蔽材料の 設計,工業的利用,その評価


■ 講 師

【第1部】

BASFジャパン(株) 高機能製品統括本部 ディスパージョン&レジン事業部 添加剤チーム マネージャー 中南 宇史 氏

【第2部】

ハクスイテック(株) コーポレート・クリエイチャー事業部 フェロー 理学博士 山本 泰生 氏

【第3部】

(株)レニアス 開発設計Group シニアエンジニア 工学博士 岩井 和史 氏

【第4部】

(株)KRI 取締役執行役員 構造材料研究部長  福井 俊巳 氏

【第5部】

(一財)建材試験センター 中央試験所 環境グループ 統括リーダー 博士(工学)  萩原 伸治 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年7月23日(火) 10:00~17:30

会 場 : [東京・五反田]日幸五反田ビル8F 技術情報協会セミナールーム
聴講料 :
1名につき60,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

    ※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

【10:00~11:20】

第1部 コーティングによる紫外線遮蔽: 紫外線吸収剤とHALSの基礎から最新動向まで

●講師 BASFジャパン(株) 高機能製品統括本部 ディスパージョン&レジン事業部 添加剤チーム マネージャー 中南 宇史 氏

 
【講座の趣旨】

紫外線遮蔽は,以前より非常に注目されておりますが,特に近年380nm付近までのカット要を始め,更に長波長までのカットの要求が多くなってきています。本セミナーは,従来の紫外線吸収剤とHALS(光安定剤)の基礎的な知識を踏まえながら,注意点や最新動向も含め,どこまでコーティングによる紫外線遮蔽が可能かを解説します。


【セミナープログラム】

1.紫外線吸収剤
   1.1 紫外線吸収剤自身の光に対する耐久性
   1.2 紫外線吸収剤の耐黄変性(アルカリや金属イオンによる影響)
   1.3 紫外線吸収剤の耐熱性
   1.4 適切な添加量と紫外線を吸収する領域
   1.5 紫外線吸収剤の最新動向とその吸収領域

2.HALS(光安定剤)
   2.1 HALSの塩基性
   2.2 HALSの安定化メカニズム
   2.3 HALSの耐熱性
   2.4 HALSの添加量
   2.5 紫外線吸収剤の寿命に対するHALSの影響
   2.6 HALSの最新動向
   2.7 フェノール系酸化防止剤とHALSの違い

【質疑応答】
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【11:30~12:50】

第2部 酸化亜鉛系ナノ粒子分散によるフィルムや ハードコートへの紫外線,赤外線遮蔽

●講師 ハクスイテック(株) コーポレート・クリエイチャー事業部 フェロー 理学博士 山本 泰生 氏

 
【講座の趣旨】

  亜鉛資源の最新動向から酸化亜鉛の工業的製法・物性・応用に至るまで,酸化亜鉛 のすべてを平易に解説します。特に,機能材料として導電性と光学的性質の関係,赤外・紫外線遮蔽についての仕組みを説明し,応用へのヒントを提供しま す。ナノ粒子の分散と課題についても概説します。


【セミナープログラム】

1.酸化亜鉛の概要
  1.1 亜鉛資源の動向,その種類・品質
  1.2 酸化亜鉛の工業的製法
  1.3 酸化亜鉛の種類・品質
  1.4 酸化亜鉛の結晶構造
  1.5 酸化亜鉛の一般物性

2.導電性酸化亜鉛
  2.1 粉体の導電性とは・・・パーコレーション
  2.2 導電性酸化亜鉛の特徴
  2.3 格子欠陥と導電性
  2.4 導電性と分光反射率

3.酸化亜鉛系ナノ粒子を用いた赤外・紫外線遮蔽材料への応用
  3.1 半導体による光の吸収
  3.2 粉体粒子による光散乱
  3.3 酸化亜鉛系ナノ粒子の形状
  3.4 酸化亜鉛系ナノ粒子の分散
  3.5 酸化亜鉛系ナノ粒子の塗膜    
  3.6 物理製膜による赤外遮蔽

【質疑応答】
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【13:30~14:50】

第3部 ハードコートへの日射遮蔽性付与技術と その評価・応用

●講師  (株)レニアス 開発設計Group シニアエンジニア 工学博士 岩井 和史 氏

 
【講座の趣旨】

ポリカーボネート樹脂を用いた樹脂窓用ハードコートへの日射遮蔽性機能性付与などを中心に解説する。 遮蔽効果,国際的な安全規格を満たすための高硬度化処理,防曇と反射防止,車両用途での視認性,他材料と他プロセスとの融合性なども紹介する。


【セミナープログラム】

1.日射遮蔽のニーズと樹脂窓の付加技術
  1.1 日射遮蔽の必要性
  1.2 樹脂窓への日射遮蔽技術
  1.3 樹脂練り込みとハードコートへの付加
  1.4 反射と吸収の両技術比較

2.粒子分散による日射遮蔽ハードコート
  2.1 ナノ粒子と機能性
  2.2 性粒子分散によるハードコートの機能化
  2.3 日射遮蔽剤の分散と光学特性
  2.4 分散液の安定性と諸性能

3.ハードコートの高機能化と各種性能試験
  3.1 高硬度化技術
  3.2 防曇性の付加技術
  3.3 赤外線遮蔽機能の付加
  3.4 ハードコートの耐候性試験
  3.5 ハードコートの耐摩耗性試験
  3.6 ハードコートの密着性試験
  3.7 自動車用安全ガラス規格とその他の規格

4.実用化製品事例の紹介実用評価
  自動車,商用車,建設機械,海外での採用例,他

【質疑応答】
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【15:00~16:00】

第4部 ゾルーゲル・ハイブリッド技術と 紫外線遮蔽材料形成への応用

●講師  (株)KRI 取締役執行役員 構造材料研究部長  福井 俊巳 氏

 
【講座の趣旨】

ゾルーゲル・ハイブリッド技術の応用による湿式法による紫外線遮蔽材料形成の可能性について述べる。ゾルーゲル・ハイブリッド技術の概要,UV遮蔽材料応用の考え方の述べると伴に,具体的なUV遮蔽膜としての酸化チタン系,酸化セリア系について概説する。


【セミナープログラム】

1.ゾルーゲル・ハイブリッド技術の概要
  1.1 ゾルーゲルベースの溶液反応の適用
  1.2 熱硬化・光硬化反応の適用

2.ゾルーゲル・ハイブリッド膜のUV遮蔽材料応用の考え方
  2.1 透明性維持のための必要条件
  2.2 UV遮蔽に適用可能な素材

3.ゾルーゲル・ハイブリッド系UV遮蔽膜
  3.1 酸化チタン
    3.1.1 ゾルーゲル誘導チタニア膜
    3.1.2 低温形成チタニア膜
    3.1.3 チタニア系ハイブリッド
  3.2 酸化セリア
    3.2.1 液相法セリア膜
    3.2.2 セリア複合膜

【質疑応答】
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【16:10~17:30】

第5部 フィルム・コーティングのUVカット評価, 日射遮蔽性能試験について

●講師 (一財)建材試験センター 中央試験所 環境グループ 統括リーダー 博士(工学)  萩原 伸治 氏

 
【講座の趣旨】

フィルム・コーティングに関するUVカット及び日射遮蔽性能に関する評価・試験の概要について解説する。また,実際の建物に使用されたケースを想定したシミュレーション計算により,その効果の事例を紹介する。


【セミナープログラム】

1.フィルム・コーティングの熱性能の概要
  1.1 日射遮蔽性能
  1.2 断熱性能

2.フィルム・コーティングの熱性能評価と規格・規定
  2.1 各評価における基本的事項
  2.2 透過率,反射率の概要
  2.3 日射遮蔽性能の概要
  2.4 その他の評価手法

3.日射遮蔽性能を有する材料の評価
  3.1 材料の種類
  3.2 熱性能の評価手法

4.実際の建物に適用した場合の日射遮へいフィルムの効果
  4.1 シミュレーションによる評価手法の概要
  4.2 シミュレーションによる冷房・暖房負荷削減効果
  4.3 シミュレーションによる年間空調負荷
  4.4 夏期における室温上昇抑制の効果

【質疑応答】