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自動車における乗り心地の向上とその評価技術

7月開催 電気系セミナー  更新日:2019年6月 4日
 セミナー番号【908408】8/20 講師3名
★ハンドリング性、シートの座り心地、耐振構造評価から乗り心地向上の要点を探る

自動車における乗り心地の向上とその評価技術


■ 講師
1. 近畿大学 工学部 准教授 博士(工学) 酒井 英樹 氏
2. 日本発条(株) シート生産本部開発部 主管 加藤 和人 氏
3. 山梨大学 大学院 総合研究部 工学域 機械工学系(機械工学) 教授 博士(工学) 岡澤 重信 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年8月20日(火) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田]技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

< 10:00~12:00>

1.気持ち良いハンドリングとその評価
近畿大学 酒井 英樹 氏

 
【講演要旨】
 自動車の操縦安定性は,ハンドリングの気持ち良さの領域で競合しています.したがってより良い操縦安定性の性能設計のためには,「気持ち良さ」を運動学的に理解することが重要です.
ところが,運動学は,式の立てやすさから重心の運動に主に注目するので,ドライバの感じる車両挙動と同じとは限りません.
そこで,この講義では,ドライバが体幹で感じる車両の動き,手で感じるハンドルからの力,手で感じるハンドルの動き,目で感じる車両の動きに分けることで,ドライバにとって気持良い動きを解説します.また,ドライバの感覚は試乗動画を用いて解説します.
  自動車の操縦安定性は,ハンドリングの気持ち良さの領域で競合しています.
したがってより良い操縦安定性の性能設計のためには,「気持ち良さ」を運動学的に理解することが重要です.
そこで,この講義では,ドライバが体幹で感じる車両の動き,手で感じるハンドルからの力,手で感じるハンドルの動き,目で感じる車両の動きを,動画とともに解説します.

1.定常円旋回性能:尻流れ感と舵角の大小
2.腰で感じる後輪の横力発生:グリップ感(ヨー進み時定数モードと横加加速度)
3.手で感じるハンドルからの力:後輪の横力発生が操舵反トルクに現れるしくみ/操作感の評価指標群
4.手で感じるハンドルの動き:操舵系の固有振動数と減衰比/力で操舵したときの不安定現象とそのモード
5.目で感じる車体の傾き:ロールの大きさ/旋回時のピッチングによる錯覚
6.スポーツ走行性能:加減速時の旋回限界/FF,FR,RR(MR)の特徴と車両企画
7.動的応答の基礎:ヨー共振とそのモード

【質疑応答・名刺交換】
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<13:00~15:00>

2.快適な自動車シート開発のための評価・計測とモデルベース開発

日本発条(株) 加藤 和人氏

 
【講演要旨】
 自動車のシートには快適性に関わる重要な部品であり,安全性向上や環境性能向上(軽量化)とともに,更なる快適性能の向上が求められている.
本講演では,静的な座り心地,振動乗心地および温熱快適性の各領域について, 深層学習の適用を含む快適性の定量評価手法や,快適性領域におけるモデルベース開発による性能予測・改善への取り組みについて紹介する.

1.座り心地
 1.1 座り心地の定量評価技術
 1.2 座り心地のモデルベース開発
2.シート振動乗心地
 2.1 振動乗心地の定量評価技術
 2.2 振動乗心地のモデルベース開発
3.シート温熱快適性
 3.1 シート上温熱快適性の定量評価技術
 3.2 サーマルマネキンによる計測・評価

【質疑応答・名刺交換】
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<15:00~17:00>

3.計算工学を駆使した自動車構造の性能評価

山梨大学 岡澤 重信 氏

 

 

【講演要旨】
 最近の自動車構造は高度技術と安全性さらにコストダウンも要求され,それらの相反する要件を満足する設計は非常に難しいものになっている.
ここでは経験や勘に頼らない新たな自動車構造の性能評価方法として,計算工学による自動車構造の性能評価について述べる.まずは自動車の性能評価を数学や力学まで落とし込み,精度良く解くための計算手法やシステムについて説明する.そして自動車の衝突・強度・振動などの構造分野における性能評価や重量低減のための構造最適化などに触れるとともに,実走行状態への応用についても概説する.

【質疑応答・名刺交換】