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高級感の定量化技術と製品開発への活用

6月開催 その他セミナー  更新日:2019年5月 8日
 セミナー番号【907506】7/5 講師4名
★人は何を持って高級と感じるか! 曖昧な感性価値を定量化し、開発へ活かす方法とは!

高級感の定量化技術と製品開発への活用


~官能評価、機械学習、脳波計測~

■ 講師
1.
(株)日本オリエンテーション SDP研究所 客員主席研究員 髙橋 正二郎 氏

2. 関西学院大学 理工学部 感性価値創造研究センター 特任准教授 飛谷 謙介 氏
3. 静岡産業大学 経営学部 准教授 熊王 康宏 氏
4.
元 ポーラ化成工業(株) 横浜研究所 スキンケア開発チーム(香料担当) 佐藤 孝 氏

■ 開催要領
日 時 :
2019年7月5日(金) 10:00~17:15

会 場 : [東京・五反田]技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料 :
1名につき60,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕
                                 

  ※定員になり次第、申込みは締切となります。


プログラム

<10:00~11:30>


【第1部】官能評価による高級感の定量化技術

(株)日本オリエンテーション SDP研究所 客員主席研究員 髙橋 正二郎 氏


【講演趣旨】
高級感は普遍性が高く、あらゆる商品に付与され商品の重要な価値特性になっています。たとえ、質素が売り物の商品であっても、安っぽくては購買に結びつきません。そのためメーカーでは高級感に対してさまざまな取り組みがなさなれていますが、商品の性格から取り組む姿勢や方向性が異なる現実があり、普遍的な決定打は出ていない状況です。 そこで、本講座では高級感への、①価値向上の取り組みの違い、②定量化への方策、③高級感に向けた官能評価の機能や限界などを考察し、官能評価によって高級感を定量化した実例を評価することによって、嗜好が重要な消費財について適切な官能評価の適用による定量化技術を提示致します。
【講演項目】

1.高級感をめぐる議論の実態
  1-1.高級感という対象
  ・高級感:普遍性の高い重要な価値特性
  ・高級感へのさまざまなアプローチ
  1-2.評価系と定量化への取り組み方
  ・耐久消費財における高級感の取り組み
  ・嗜好型消費財における高級感の取り組み

2.官能評価の適用への考察と実施例
  2-1.高級感の定量化に適した官能評価の考察
  ・官能評価の体系
  ・官能変数の集積による高級感の把握
  ・嗜好型官能評価からの高級感の定量化
  ・分析型官能評価による実用的定量化
  2-2.化粧品における実例(実用的定量化による高級感の定量化)
  ・実施の概要
  ・データの取得と分析
  ・評価と今後への発展

【質疑応答】
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<12:15~13:45>


【第2部】機械学習による「高級感」のモデル化

関西学院大学 理工学部 感性価値創造研究センター 特任准教授 飛谷 謙介 氏

【講演趣旨】
近年,Eコマースの普及による市場環境のグローバル化に伴い,ユーザニーズの多様化が進み,プロダクトのカスタマイズ化やパーソナル化に対する要求が高まっている.そのため,人の嗜好や満足感といった感性価値を的確に把握し,それらを具体的なプロダクトデザインやサービスデザインに展開する方法論が注目されている. そこで本講演では「高級感」という価値をテーマに,パッケージデザインや自動車内装材、さらには腕時計を対象にして行なった研究事例を交え,機械学習による人の印象のモデル化手法について報告する.
【講演項目】

1.パッケージデザインにおける高級感印象のモデル化
  1-1.高級感の印象構造の解析
  1-2.物理特徴量による高級感のモデル化

2.深層学習を利用したデジタル質感生成システム

3.感性‐物性モデルの構築
  3-1.視覚的質感シミュレーション
  3-2.触覚的質感シミュレーション

4.Webマイニングによるプロダクトデザインの感性評価構造の構築

【質疑応答】
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<14:00~15:30>


【第3部】脳波計測による高級感の評価方法

静岡産業大学 経営学部 准教授 熊王 康宏 氏


【講演趣旨】
日本における"ものづくり"は、国内のみならず、世界的にも評価を得ています。"もの"は、人の感性・官能に依存しており、これにより"ものづくり"が進められています。もの"がもたらす印象により潜在意識の中で形成される複雑な評価の関係性を、官能評価の結果から紐解き、地場産業の経営に照らし合わせることで、多くの"ものづくり"に貢献してきました。官能評価によるブランディング、"買いたさ"などの分析としては、次世代多変量解析の手法を用いて、官能評価における複雑な評価項目間の関係性を明らかにすることで、企業等における種々の課題を達成してきました。  本講座では、官能評価における分析手順等をわかりやすく説明しながら、脳波計測による客観的評価を加えた官能評価研究として、これまで手掛けた商品における分析事例を中心に紹介します。

【講演項目】

1.官能評価とその分析手順
 ・官能評価の目的と"おいしさ"の構造の基礎
 ・パネルの選定と調査法 ・官能評価の手法

2.商品開発、品質管理における官能評価の役割
 ・商品開発サイクル
 ・商品力の構成方程式と官能評価の関係
 ・ブランドランキングの実際

3.官能評価による商品開発の事例(脳波計測による癒しの効果について)
 ・脳波計測による客観的評価
 ・脳波計測の方法
 ・「おいしさの感性評価における癒され感に関係する事例」
 ・「おいしさの感性評価と脳波計測による客観的評価の事例

【質疑応答】
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<15:45~17:15>


【第4部】"香り"における高級感の評価とその設計

元 ポーラ化成工業(株) 横浜研究所 スキンケア開発チーム(香料担当) 佐藤 孝 氏

【講演趣旨】
化粧品処方についての、香りの高級感評価。香りにおける高級感のイメージパターン。 どのような香りが高級感を表現できるのか。目的・狙いに合った高級感のある香りの表現とは。
【講演項目】

1.高級感を知る上での基礎知識
 1-1.フレグランスの香調分類
 1-2.香りの構成表現
 1-3.香水の支持率
 1-4.香りにおける、人種性による食文化の違い
 1-5.香り・ニオイに関する意識調査

2.香りにおける高級感とは
 2-1.香りの場合高級感を感じる個人差が大きい
 2-2.個人(顧客)の体験、興味、価値観による高級感のイメージの差異
 2-3.年齢層による高級感及び嗜好性の違い
 2-4.柑橘系の香り(オレンジ・レモン・シシリー産レモン)
 2-5.フルーツの香り

3.実際の賦香に見る化粧品の高級感の香り
 3-1.ヘアケアの実例
 3-2.天然由来化粧品にみる実際の賦香
 3-3.天然由来化粧品の香りの注意点
 3-4.天然由来化粧品、フレグランス、アロマテラピー香りの違いと共通性
 3-5.天然由来化粧品ヘアケアの実例
 3-6.天然由来化粧品 POLA B.Aに見る実例

4.香りそのものではなく、素材に付加価値を持たせる

5.その他の香りの付加価値を持たせる方法

6.化粧品以外の付加価値を持たせる香りの試み

【質疑応答】