Home
->  4月開催 化学系セミナー  5月開催 化学系セミナー 

粘着界面メカニズムと タッキファイヤー偏析技術、その評価

4月開催 化学系セミナー  更新日:2019年3月 5日
 セミナー番号【905213】5/20 講師3名
★ 粘着剤/被着体の表面、界面状態が粘着・剥離性能とどう関係があるのか?
タッキファイヤーの相溶性、表面偏析技術から界面評価までじっくり解説します!

粘着界面メカニズムと タッキファイヤー偏析技術、その評価


■ 講師
1.岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 助教博士(農学) 高橋 紳矢 氏

2.(一財)総合科学研究機構(CROSS) 中性子科学センター 宮崎 司 氏

3.東亞合成(株) R&D総合センター 応用研究所 主事 中村 賢一 氏
■ 開催要領
日 時 :
2019年5月20日(月) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕

   
※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

【10:00-12:00】

1.粘着性高分子の動的ぬれ性解析による粘着性界面の評価

岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 助教 博士(農学)  高橋 紳矢 氏

 
【講座趣旨】
 タックのような初期粘着力は粘着剤の被着体との界面におけるぬれ拡がり性よりも、系の凝集力から生じる物理変形、いわゆる糸曳きのような粘弾性項の方が支配的であると言われています。しかしながら、前者のぬれ性項は接着現象の契機となるという意味では非常に重要な物性であることに違いはありません。本セミナーではアルキル鎖長の異なるアクリル系粘着剤や脂肪族ポリエステル系粘着剤の表面物性を主に界面化学的見地から検討した結果を元に、これまでに判明した粘着剤/被着体界面における動的なぬれ特性と初期粘着挙動の相関性の詳細をお話しさせていただきます。


1.接着の界面科学 
 1.1 接着の素過程
 1.2 ぬれの基礎と接触角測定
 1.3 ぬれに対する表面形態の効果
 1.4 表面張力と界面張力
 1.5 ぬれの臨界表面張力

2.動的ぬれ性の評価 
 2.1 意義及び有効性
 2.2 セグメントの選択的吸着挙動(自己組織化)
 2.3 ガラス転移のダイナミクス  
 2.4 動的接触角(DCA)と湿潤張力緩和(ATR)
 2.5 DCA、ATRによる評価と界面機能性

3.粘着性高分子の動的ぬれと初期接着性の相関性
 3.1 粘着研究会産学協同研究 -粘着剤界面と粘着性の関係-
 3.2 粘着剤(アルキルアクリレート、脂肪族ポリエステル)
 3.3 粘着剤の表面動特性
 3.4 粘着剤のバルク物性
 3.5 粘着剤の表面動特性と初期接着性(タック)
 3.6 今後の課題(産学協同研究での取り組み)

【質疑応答】
-------------------------------------------------------------------------------------

【12:45~14:45】

2.中性子反射率法による表面接着層の観察~ぬれ、偏析、分子相互拡散~

(一財)総合科学研究機構(CROSS) 中性子科学センター 宮崎 司 氏

 

1.粘着剤/被着体界面における粘着メカニズム

2.中性子反射率測定とは

3.中性子反射率測定による測定技術
 3.1 界面でのぬれ
 3.2 偏析
 3.3 分子の相互拡散

【質疑応答】
-------------------------------------------------------------------------------------

【15:00-17:00】

3.タッキファイヤーの表面偏析を利用したタツチパネル用粘着剤の設計

東亞合成(株) R&D総合センター 応用研究所 主事 中村 賢一 氏

 
1.背景
 1.1 アクリル系粘着剤とは  
 1.2 従来のタッキファイヤ(TF)の添加効果
 1.3 表面偏析の要因と原理
 1.4 TFの表面偏析を利用した粘着剤の設計

2.TFの表面偏析を利用した粘着剤の特徴
 2.1 XPSによる表面構造の観察
 2.2 バルク物性
 2.3 各材料に対する剥離強度測定
 2.4 剥離挙動の観察とTF表面偏析効果について

3.タッチパネル用粘着剤(OCA)
 3.1 タッチパネル搭載機器の構成例
 3.2 樹脂パネルに対する発泡機構と発泡抑制効果
 3.3 段差追従性
 3.4 曲面接着性

4.自動車向け加飾フィルム用粘着剤
 4.1 加飾フィルム市場  
 4.2 加飾フィルムの成型法
 4.3 真空圧空成形の原理と課題
 4.4 真空圧空成形した加飾フィルムの耐久性評価


【質疑応答】