Home
->  3月開催 化学系セミナー 

押出成形におけるフィッシュアイ、メヤニ発生原因とその対策

3月開催 化学系セミナー  更新日:2019年2月 5日
 セミナー番号【903212】3/11 講師3名
★ 添加剤や組成など材料特性、混練条件、成形時の温度など加工条件によるトラブル対策を徹底解説!

押出成形におけるフィッシュアイ、メヤニ発生原因とその対策


■ 講師
1.北陸先端科学技術大学院大学 物質化学領域  領域長,教授 博士(工学) 山口 政之 氏

2.元・住友化学(株) 八児 真一 氏

3.長岡国際技術士事務所 所長【株)PPIテクノリサーチ 代表,岐阜大学 客員教授】 長岡 猛 氏

■ 開催要領
日 時 :
平成31年3月11日(月) 10:30~17:30

会 場 : [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕

   
※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

【10:30-12:30】

1.成形加工におけるトラブルとレオロジー 

北陸先端科学技術大学院大学 物質化学領域  領域長,教授 博士(工学) 山口 政之 氏

 
1.   レオロジーの概念
 1.1 弾性と粘性の本質 -粘弾性の基本法則を理解する-
 1.2 緩和時間-緩和現象を定性的に理解する-
 1.3 デボラ数-成形加工で最も重要なパラメータ トラブルシューティングの基礎-

2. 線形粘弾性の基礎
 2.1 ボルツマンの重ね合わせの原理 -レオロジーは足し算だけで大丈夫-
 2.2 動的粘弾性 -難しい数式を使わずにG'やG"を理解する-
 2.3 緩和スペクトル -線形粘弾性測定の目的を理解する-
 2.4 測定装置 -動的粘弾性の測定方法-
 2.5 周波数依存性と温度依存性 -材料特性の評価方法-
 2.6 合成曲線 -構造変化の確認手法、測定できない領域の情報を得る-
 2.7 高分子液体の特性値 -粘性と弾性の指標-

3. 成形加工に必要なレオロジー特性
 3.1 牽引流と圧力流 -せん断流動の与え方-
 3.2 定常流せん断粘度のせん断速度依存性 -フローカーブの重要性-
 3.3 法線応力差の意味とその評価方法 -高分子液体は弾性を示す- 
 3.4 毛管流動における粘度測定 -ダイでのせん断速度を計算する-
 3.5 MFRの落とし穴 -MFRで樹脂選びをすると失敗するかも-
 3.6 非線形粘弾性 -成形加工は非線形領域で行います-
 3.7 伸長流動下のレオロジー特性 -伸長粘度の測定方法と加工性への影響-
 3.8 伸長粘度の制御方法 -伸長粘度を制御する手法の紹介‐
 3.9 溶融張力の制御方法 -非等温下における伸長レオロジー特性と成形加工性‐

【質疑応答】
-------------------------------------------------------------------------------------

【13:15~15:15】

2.押出成形の劣化機構と劣化対策

元・住友化学(株) 八児 真一 氏

 
【習得できる知識】
 ・高分子の劣化と安定化の基礎理論
 ・ 押出機や射出成形機などの成形加工時の劣化機構とその対策

【講座趣旨】
 本講座では、第1部 基礎編(基礎理論)、第2部 応用編(実用)、第3部  考察編(理論的考察)からなり、基礎編では高分子材料の劣化と安定化の基礎的なことをメカニズムを交えて詳しく説明します。応用編では、それをベースに押出機を用いた各種安定剤の加工安定性の評価データと押出フイルムのフィッシュアイの発生原因と対策の基本的考え方やフィッシュアイ防止剤の防止メカニズムを紹介します。考察編では、押出機の劣化機構とその対策を理論的に詳しく説明します。

1.基礎編(基礎理論)
 1.1 高分子の劣化
  1) 劣化因子と劣化現象
  2) 劣化機構
 1.2 高分子の安定化
  1) 安定剤の分類
  2) 安定化機構

2.応用編(実用)
 2.1 安定剤の性能評価フロー
 2.2 相乗効果と拮抗作用
 2.3 加工安定性評価(事例)
 2.4 耐熱性評価(事例)
 2.5 耐候性評価(事例)
 2.6 押出フイルムのフィッシュアイ問題
  1) 発生原因と対策の基本的考え方
  2) SBSシュリンクフイルムのフィッシュアイと防止
  3) フィッシュアイ防止剤の防止メカニズム

3.考察編(理論的考察)
 3.1 押出成形の劣化機構と劣化対策
  1) 熱劣化と熱酸化劣化の違いについて
  2) 熱劣化防止剤と酸化防止剤との熱酸化劣化防止と熱劣化防止の比較試験
  3) 両ヒンダードフェノール系酸化防止剤は何故熱劣化防止しないのか?
  4) 押出機の中は、熱劣化?または熱酸化劣化?について
  5) 熱劣化防止剤の二官能安定化機構の検証
    ・構造式と性能の相関性からの検証1
    ・重水素化モデル実験からの検証2
 6) 押出成形の劣化対策(まとめ)

【質疑応答】
-------------------------------------------------------------------------------------

【15:30~17:30】

3.押出機のスクリュ制御、混練技術と 溶融時の成形不良と対策

長岡国際技術士事務所 所長【株)PPIテクノリサーチ 代表,岐阜大学 客員教授】 長岡 猛 氏

 
1. 押出混練技術の考え方・抑えるべきポイント
2. スクリュー制御による混練技術向上
 2.1 スクリュ内における樹脂挙動
  1) フルフライトスクリュの設計と樹脂挙動
  2) 不具合の発生
 2.2 混練・押出性能の向上策
  1) ミキシング機構
  2) 表面処理方法
 2.3 スクリュの磨耗と押出特性の変化
 2.4 高混練スクリュによる用途例

3. 成形不良と解決実施例
 3.1 スクリュでの樹脂やけ、分解 (硬質PVC)
  1) スクリュ形状の影響
  2) スクリュ内での挙動
  3) 解決実施例
 3.2 不具合対策 サージング (脈動)
  1) フィッシユアイ・ブツ
  2) 目ヤニ
  3) メルトフラクチャー
  4) ギャーマーク

4. 混練の最適化、効率化について
 4.1 樹脂に合わせた条件設定
 4.2 分散混合事例
 4.3 材料特性が運転条件に及ぼす影響
 4.4 粘度の異なる材料を混ぜるための最適条件設定
 4.5 融点の異なる材料を混ぜるための最適条件設定

5. 汚れ・異物対策/日常のメンテナンス

【質疑応答】