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睡眠の最新メカニズムとその評価法

2月開催 医薬系セミナー  更新日:2019年1月 8日
 セミナー番号【902105】2/27 講師4名
★ 快適に眠るための睡眠環境の条件とは?
★ サンプルデータを使った睡眠段階判定の実演あり!

睡眠の最新メカニズムとその評価法


◎ 脳波、筋電位、眼球運動による睡眠段階判定法◎ 脳波による浅い睡眠時の判定法
◎ 睡眠の質と糖化ストレスの関連◎ 温熱、光、音環境が睡眠に及ぼす影響

■ 講師
【第1部】  国立研究開発法人産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 主任研究員 甲斐田 幸佐 氏
【第2部】 公益財団法人 東京都医学総合研究所 睡眠プロジェクト 主席研究員 夏堀 晃世 氏
【第3部】 同志社大学 生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター/糖化ストレス研究センター 教授 米井 嘉一 氏
【第4部】 東北福祉大学 感性福祉研究所 特任研究員 水野 一枝 氏
■ 開催要領
日 時 :
平成31年2月27日(水)10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
聴講料 1名につき60,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
  〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円〕



プログラム

【10:00~11:30】
【第1部】 睡眠と眠気の計測、評価

国立研究開発法人産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 主任研究員 甲斐田幸佐 氏

専門分野:行動科学、睡眠心理学

 

【講座主旨】
 本講演では、睡眠の計測法について概説する。入眠期の睡眠段階の細かな判定法についても紹介する。その後、実際の睡眠段階判定についてサンプルデータを用いて実演する。さらに、日中の眠気の計測法について紹介する。


【講演内容】

1.睡眠計測法の歴史(イントロダクション)
 ・古代の睡眠研究・計測法(19世紀以前の睡眠研究)
 ・脳波の発見(20世紀初頭)
 ・レム睡眠の発見

2.睡眠内容の判定法
 ・脳波、筋電位、眼球運動による睡眠段階判定法
 ・脳波による浅い睡眠時(入眠期)の詳細な判定法

3.サンプルデータを使った睡眠段階判定の実演

4.眠気の計測法
 ・主観的眠気の計測(現在の眠気、記憶される眠気)
 ・脳波による覚醒水準の計測法
 ・睡眠不足を計測するためのパフォーマンス課題

【質疑応答】
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【12:15~13:30】
【第2部】 良質な睡眠とは何か ~睡眠基礎研究の知見と動向

公益財団法人 東京都医学総合研究所 睡眠プロジェクト 主席研究員 夏堀 晃世 氏

専門分野:基礎医学、生理学、神経科学

 

【講座主旨】
 近年、遺伝子工学をはじめとする研究技術の進歩により、睡眠覚醒に関わる脳機能の解明が大きく進んでいる。本講演では良質な睡眠の脳内機序とその役割について、睡眠覚醒調節の仮説を基に過去の基礎研究から積み上げられた一般的知見と、基礎研究の技術革新により見出された最新の知見をあわせて紹介する。

【講演内容】
1.睡眠調節の基本法則
 (1) 概日リズム
 (2) 生体恒常性

2.睡眠覚醒の調節機構
 (1)「眠らせる脳」― 睡眠・覚醒中枢
 (2)「眠る脳」― 睡眠実行系としての大脳皮質

3.2つの睡眠の機能と役割
 (1) ノンレム睡眠
 (2) レム睡眠

4.睡眠研究のこれから

【質疑応答】
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【13:45~15:15】
【第3部】 糖化ストレスと睡眠の質

同志社大学 生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター/糖化ストレス研究センター 教授 米井 嘉一 氏

専門分野:抗加齢医学 糖化ストレス研究

 
【講座主旨】
 「糖化ストレス」と「睡眠の質」は互い双方向性に作用し、私たちの健康に大きく影響します。本講演では、糖化ストレスとは何か? 睡眠の質とどのような関係があるのか? について解説します。そして「糖化ストレス」対策と「睡眠の質」向上の秘訣を探ります。

【講演内容】

1.糖化ストレスとは
 ① 敵はアルデヒド(?):血糖スパイクとアルデヒドスパーク
 ② 糖化は老化
 ③ 抗糖化物質とは

2.睡眠の質と糖化ストレスの関連
 ① 加齢と「睡眠の質」
 ② 糖化ストレスと睡眠
 ③ メラトニンの役割

3.糖化ストレス対策と「睡眠の質」改善
 ① 糖化ストレス対策
 ②「睡眠の質」改善法


【質疑応答】
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【15:30~17:00】
【第4部】 睡眠と温熱・光・音環境

東北福祉大学 感性福祉研究所 特任研究員 水野一枝 氏

専門分野:睡眠温熱環境 睡眠時の体温調節

 
【講座主旨】
 物理的環境条件の三大環境要因である温熱、光、音環境は、睡眠や日中の生活の質に影響を及ぼします。健康で睡眠に問題のない人でも、劣悪な環境では睡眠が妨げられます。快適な睡眠環境は、健康に生活し、生活の質を維持するために欠かすことはできません。本講演では、温熱、光、音環境が睡眠に及ぼす影響と、快適に眠るための睡眠環境の整え方について紹介します。

【講演内容】

1. 温熱環境と睡眠
 ① 睡眠と体温
 ② 高温環境の影響
 ② 高温環境での快眠法
 ③ 低温環境の影響
 ④ 低温環境での快眠法

2. 光環境と睡眠
 ① 光と生体リズム
 ② 就寝前の影響
 ③ 睡眠時の影響
 ④ 起床時の影響

3. 音環境と睡眠


【質疑応答】

講師略歴

●甲斐田 幸佐 氏
2004 広島大学大学院生物圏科学研究科修了・博士(学術)
2004 独立行政法人労働安全衛生総合研究所・日本学術振興会特別研究員(PD)
2005 カロリンスカ研究所客員研究員
2007 トヨタ自動車株式会社車両第一技術部正社員
2010 国立研究開発法人産業技術総合研究所 主任研究員
●夏堀 晃世 氏
2007年 東京女子医科大学 医学部 医学科 卒業
2007-2008年 東京大学医学部付属病院 初期臨床研修センター
2009年 国立精神・神経センター病院 精神科
2010-2013年 北海道大学大学院 博士課程
2014年 慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室 特任研究員
2015年 日本学術振興会 特別研究員PD
2016年-現在 東京都医学総合研究所 主席研究員
●米井 嘉一 氏
1958年 東京生まれ
1976年 武蔵高校 卒業
1982年 慶応義塾大学医学部卒業
1986年 慶応義塾大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了の後、UCLA留学
1989年 帰国、日本鋼管病院内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任
2005年 同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授
2008年 同志社大学大学院生命医科学研究科 教授
●水野 一枝 氏
博士(医学)
東邦大学医学部生理学第一講座、獨協医科大学第一生理学教室、産業技術総合研究所NEDOフェローを経て現在に至る。