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放熱樹脂の熱伝導率向上とその評価

1月開催 化学系セミナー  更新日:2018年12月 3日
 セミナー番号【902221】2/4 講師4名
★樹脂内でのフィラー配向状態が熱伝導性にどのような影響を与えるのか?

放熱樹脂の熱伝導率向上とその評価


■ 講 師


1.富山県立大学 工学部 機械システム工学科 教授 真田 和昭 氏

2.首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 分子応用化学域 准教授 博士(工学) 山登 正文 氏

  3. (公財)鉄道総合技術研究所 車両制御技術研究部 上席研究員 博士(工学) 上條 弘貴 氏
 

4.茨城大学大学院 理工学研究科 量子線科学専攻 教授 太田 弘道 氏

■ 開催要領
日 時 :
平成31年2月4日(月) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 日幸五反田ビル8F 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕


※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

【10:00-11:30】

1.窒化物フィラーの表面処理と最密充填技術による高熱伝導化

●講師 富山県立大学 工学部 機械システム工学科 教授 真田 和昭 氏

 
1.窒化物フィラーの種類と熱伝導率

2.窒化物フィラーコンポジットの粘度予測
 2-1 コンポジットの粘度予測式と適用範囲
 2-2 フィラー粒度分布を考慮したコンポジットの粘度予測理論

3.窒化物フィラーの最密充填技術と低フィラー化技術
 3-1 フィラー最密充填理論
 3-2 フィラー最密充填によるコンポジットの高熱伝導率と低粘度の両立
 3-3 コンピューターシミュレーションを活用した新しい充填構造設計手法
 3-4 フィラーのハイブリッド化とネットワーク構造形成による低フィラー化技術

4.窒化物フィラーの表面処理技術
 4-1 窒化物フィラーの表面処理事例

5.窒化物フィラーコンポジットの熱伝導特性評価
 5-1 コンポジットの熱伝導率予測式
 5-2 国内外での窒化物フィラーコンポジットの開発動向

【質疑応答】
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【12:10-13:40】

2.磁場によるフィラーの位置・配向制御技術

●講師 首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 分子応用化学域 准教授 博士(工学) 山登 正文 氏

 

1.物質と磁場の相互作用
 1-1 物質の磁性
 1-2 磁気エネルギー
 1-3 磁気プロセスの利点

2.磁場配向と磁気トラップ
 2-1 磁場配向の原理
 2-2 磁場配向させるための条件
 2-3 磁気トラップの原理
 2-4 磁気モジュレーターによる磁束密度制御

3.配向制御
 3-1 繊維の磁場配向
 3-2 有機結晶の磁場配向
 3-3 無機結晶の磁場配向

4.位置制御
 4-1 有機物の位置制御
 4-2 無機物の位置制御
 4-3 生体材料の位置制御
 4-4 重力場とのバランスによる浮力制御効果

5.磁場による精密配向制御
 5-1 部分配向材料への応用
 5-2 傾斜配向を利用した磁気印刷への応用

6.放熱フィラーへの応用
 6-1 炭素繊維の例
 6-2 チッカホウ素の例

【質疑応答】
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【13:50-15:20】

3.高熱伝導繊維材料を用いた放熱材料の開発

●講師 (公財)鉄道総合技術研究所 車両制御技術研究部 上席研究員 博士(工学) 上條 弘貴 氏

 

【講座概要】
高強度、高弾性なスーパー繊維の中には、繊維方向に高い熱伝導特性を有する繊維があり、
放熱材料への応用が考えられる。本講座では、スーパー繊維の特性を紹介するとともに、
高熱伝導特性があるPBO繊維を強化繊維に用いた放熱シートや基板の試作例やその特性を紹介する。

1.高熱伝導有機繊維
 1-1 スーパー繊維・機能性繊維
  (POB繊維、アラミド繊維、高分子ポリエチレン繊維、カーボン繊維など)
 1-2 熱的特性(熱伝導性、耐熱性など)
 1-3 機械的特性(引張強度、線膨張係数など)
 1-4 その他特性(電気的特性など)

2.放熱材料の試作
 2-1 クロス
 2-2 プリプレグシート(放熱シート)
 2-3 基板(積層、硬化、銅張)

3.熱伝導特性
 3-1 熱拡散率・熱伝導率の測定(測定、評価方法)
 3-2 熱伝導特性、
 3-3 特性向上の試み(異方性改善、配向、ナノファイバー)

4.IGBTスタック用放熱シートへの適用検討例
 4-1 試作放熱シート
 4-2 試験方法
4-3 試験結果

5.プリント基板への適用検討例
 5-1 試作プリント基板
 5-2 試験方法
 5-3 試験結果

【質疑応答】
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【15:30-17:00】

4.樹脂/フィラー複合材料における熱伝導率の評価

●講師 茨城大学大学院 理工学研究科 量子線科学専攻 教授 太田 弘道 氏
 
【習得できる知識】
・フィラーを分散した高熱伝導率樹脂材料の測定手法の概要
・測定において注意すべき点
・新しい測定手法に関する知識
【講座の趣旨】
フィラーを分散した高熱伝導率樹脂材料の伝熱特性の測定の原理と
実際の測定における問題点をまとめた。

1.測定原理
 1-1 測定の基礎式
 1-2 動的な挙動と定常的な挙動
 1-3 各相の物性値と全体の物性値の関係
 1-4 相間抵抗の影響

2.定常熱流計法

3.非定常法
 3-1 フラッシュ法
 3-2 サーモウエーブアナライザ
 3-3 サーマルマイクロスコープ
 3-4 イメージングスコープ

4. 正確な測定を行うための注意事項
 4-1 試料の大きさの適正化
 4-2 焼損
 4-3 多層試料による測定
 4-4 面積熱拡散時間法

【質疑応答】