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高濃度スラリーの分散・凝集状態と安定性評価

1月開催 化学系セミナー  更新日:2018年12月 3日
 セミナー番号【902207】2/8 講師3名
★ 希釈せず濃厚スラリーを評価する! 長期安定性を短時間で評価する!

高濃度スラリーの分散・凝集状態と安定性評価


■ 講師
1.(株)アントンパール・ジャパン 粘弾性プロダクト プロダクトマネージャー 宮本 圭介 氏

2.兵庫県立大学 大学院工学研究科 化学工学専攻 准教授 博士(工学) 佐藤根 大士 氏

3.武田コロイドテクノコンサルティング(株) 代表取締役社長 工学博士 武田 真一 氏

■ 開催要領
日 時 :
平成31年2月8日(金) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕

   
※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム


【10:00-12:00】

1.粘弾性測定による高濃度スラリーの分散特性と流動特性の評価

(株)アントンパール・ジャパン 粘弾性プロダクト プロダクトマネージャー 宮本 圭介 氏

 
【講座の趣旨】
電子材料からセラミックス,化粧品や食品,医薬品に至るまでサンプル中に含まれる粒子の微小化,微細化が進められており,その分散状態(均一,不均一,凝集,長期安定性,粒度分布)の評価が必須となっている。特に高濃度スラリーは、従来の光散乱測定法ではサンプルを適切な濃度に希釈する必要があり、無希釈での分散特性の評価が困難であった、さらに、高濃度スラリーの流動特性の評価は粘度測定が一般的であったが、流動特性の複雑化によりその評価が困難となっているそこで、近年サンプルの粘性特性と弾性特性の同時評価を行う粘弾性評価(レオロジー評価)による数値化が注目を集めている。本講では,粘弾性測定の基礎から特に高濃度スラリーサンプルの分散特性,塗工特性,塗膜形成過程の評価方法を実際の測定事例を交え紹介する。


1.粘弾性測定とは
 1.1 粘弾性・粘弾性体とは ~身近に存在する粘弾性物質~
 1.2 従来の粘度特性評価機とは ~回転粘度計の特徴と測定の限界~
 1.3 粘弾性測定装置とは ~最新の粘弾性測定装置の特徴~

2.粘弾性測定の基礎
 2.1 粘弾性測定の概要 ~回転測定と振動測定~

3.回転(静的)測定の概要と応用例
 3.1 回転測定の概要 ~変形方法,粘弾性変数~
 3.2 回転測定応用例(流動性評価)
   1) ニュートン流動現象 ~粘度が回転によらず一定?~
   2) ダイラタント現象 ~粘度が回転と共に上昇?~
   3) シアシニング現象 ~粘度が回転と共に下降?,そのメカニズム~
   4) 塗工特性評価 ~塗工性能評価(タレ性,レベリング性)~
   5) 塗膜形成評価 ~塗布後の塗膜形成過程評価(溶剤系塗料の溶媒の揮発過程)~

4.振動(動的)測定の概要と応用例
 4.1 振動測定の概要~変形方法,粘弾性変数~
 4.2 振動測定応用例(分散性評価)
   1) ひずみ分散測定 ~分散性(均一,不均一,凝集),粒度分布の違い~
   2) 周波数分散測定 ~分散性(長期分散安定性評価)~
   3) 温度分散測定 ~塗膜形成過程評価(熱硬化性塗料の熱硬化過程)~

【質疑応答】
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【12:45-14:45】

2.沈降静水圧測定法による濃厚系スラリーの長期分散安定性評価

兵庫県立大学 大学院工学研究科 化学工学専攻 准教授 博士(工学) 佐藤根 大士 氏

 
1.スラリーの分散状態評価技術の基礎
 1.1 スラリーの分散・凝集の原理
 1.2 スラリー評価の必要性
 1.3 様々なスラリー評価法

2.従来法によるスラリー評価とその特徴
 2.1 流動特性評価
 2.2 沈降堆積挙動と充填特性評価
 2.3 その他の評価法

3.沈降静水圧法を用いた分散安定性評価と実例
 3.1 沈降静水圧法の原理
 3.2 沈降静水圧法によるスラリー評価
 3.3 沈降静水圧法によるスラリー評価の実例

4.まとめ

【質疑応答】
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【15:30-17:00】

3.加速沈降試験による濃厚系での微粒子分散評価と寿命予測

武田コロイドテクノコンサルティング(株) 代表取締役社長 工学博士 武田 真一 氏

 
【講座の趣旨】
近年、エレクトロニクスメーカー等によって製品化されている多くの商品は、いずれもスラリーを経由するプロセスが多用されている。しかし、プロセスで活用される高濃度スラリーは粒子濃度が高い故に従来法の適用が難しく、十分な評価が行われて来なかった。本講では、分散安定性の定義など基礎的事項の説明を行ったうえで、実用プロセスで重要な分散安定性評価法や寿命予測法について解説する。微粒子やナノ粒子の分散安定性やその数値化について適当な手法がなくて諦めておられた方に聴講して頂ければ幸いです。

1.分散安定性の定義とゼータ電位の適用法
 1.1 微粒子化と分散安定性のポイントと評価法の違い
 1.2 分散安定性の定義
 1.3 濃厚系のまま分散安定性を評価する方法にはどのような手法があるか?

2.遠心沈降分析法による評価
 2.1 遠心沈降分析法の原理
 2.2 遠心沈降分析法を用いた分散安定性評価
  (1)分散安定性の見える化
  (2)沈降速度の評価
  (3)寿命予測
  (4)粒子圧密過程の評価と凝集粒子の検出法

【質疑応答】