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フィルムのウェブハンドリングにおけるテンション制御と不具合防止技術

12月開催 電気系セミナー  更新日:2018年11月 1日
 セミナー番号【812419】12/18 講師3名
★フィルムのずれ、弛みといったトラブルは何故発生するのか?そのメカニズムを解説!
★トルク制御、速力制御から耳端位置制御といったトラブルを防ぐ具体的な方法を徹底的に解説!!

フィルムのウェブハンドリングにおけるテンション制御と不具合防止技術


~ 巻きずれ、横ずれ、位置ずれ、蛇行、折れしわ防止 ~

■ 講師
1. 東海大学 工学部 機械工学科 専任講師 博士(工学) 砂見 雄太 氏
2. 三菱電機(株) FAシステム事業本部 機器事業部 機器営業第二部 サーボシステム課 専任 溝上 嗣康 氏
3. (株)ニレコ 名誉顧問 大田 吉彦 氏
■ 開催要領
日 時 : 平成30年12月18日(火) 10:00~17:00
会 場 : [東京・五反田]技術情報協会 セミナールーム
聴講料 : 1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕

    ※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

<10:00~12:00>
1.ウェブの力学的性質とトライボロジー特性

東海大学 砂見 雄太 氏

 
【講座概要】
フィルム、紙、不織布などのウェブを製造する過程において、搬送時には折れしわやスリップ、巻取り時には巻き締り、スリップ、ゲージバンドなどの予期せぬ不具合が生じることが多々あると思います。これを防止する手法としては、経験と勘を基に製造条件を試行錯誤的に検討していると耳にすることが多くあります。これらの不具合は製品の品質と直結することであり、不具合防止は極めて重要な課題です。
本セミナーでは、上記不具合の原因・対策案について学問的な立場からアプローチして、不具合の未然の防止を図る知識を養うことを目的としています。本セミナーを受講したからといって全ての問題を解決することができるとは限りませんが、解決の糸口を見つけることができるでしょう。

1.ウェブの力学的性質
 1.1 ウェブに作用する力とその変形
 1.2 フックの法則
 1.3 ウェブ素材の構造と弾性の関係
 1.4 液体の構造と粘性
 1.5 粘弾性体とその力学的モデル
 1.6 ウェブの曲げ
 1.7 ウェブの座屈
 1.8 ウェブの折れしわ

2.ウェブハンドリングのトライボロジー
 2.1 ウェブ搬送とトライボロジー
 2.2 摩擦力と摩擦係数
 2.3 摩擦係数の測定
 2.4 オイラーのベルト公式
 2.5 固体の接触と摩擦
 2.6 摩擦のメカニズム
 2.7 摩擦係数のコントロール
 2.8 マクロスリップの発生条件と抑止方法


【質疑応答・個別質問・名刺交換】
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<12:45~14:15>

2.テンションコントロールを用いたウェブハンドリング技術とフィルムへの応用

三菱電機(株) 溝上 嗣康 氏
 
【講座概要】
各種長尺材の加工にはテンション制御が欠かせない技術です。テンション制御の技術は紙やフィルムなどの身近な製品に生かされていますが、その製造技術は一般的ではなく、使用条件に応じた制御方法やアクチュエータの使い分けが必要です。
本講座では、テンション制御の基礎となる制御の方法や種類を解説します。

1.ロールTOロールの制御とは
 1.1 ロールTOロール制御
 1.2 ロールTOロールとウエブ
 1.3 ロールTOロールの特徴

2.張力制御の概要
 2.1 張力制御とは
 2.2 張力制御導入による効果

3.張力制御の基礎
 3.1 張力とは
 3.2 巻き軸のトルクと力の関係
 3.3 慣性モーメントの影響
 3.4 メカロスの影響
 3.5 巻き軸のトルクと三種類の力

4.張力制御の方法
 4.1 トルク制御と速度制御
  4.1.1 トルク制御のしくみ
  4.1.2 速度制御のしくみ
 4.2 ダンサロール
 4.3 トルク制御と速度制御の使い分け
 4.4 速度制御の例

5.トルク制御を用いた張力制御の種類
 5.1 手動制御
 5.2 オープンループ制御
 5.3 フィードバック制御
 5.4 フィードフォワード/フィードバック複合制御
 5.5 各制御方式の比較


【質疑応答・個別質問・名刺交換】
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<13:50~15:20>

3.ウェブの耳端位置制御と張力制御の実際と不具合防止技術

(株)ニレコ 大田 吉彦 氏
 
【講座概要】
現在高機能フイルムなど新製品が数多く発表されている。これらの製品を量産化するにはRoll-to-Roll方式が最も適している。Roll-to-Rollの加工工程はローラ群で構成されている。高品質のウェブ状製品を安定して生産するためには、連続媒体であるフイルムが蛇行することなく、一定の張力(テンション)でローラ間を搬送されることが大切である。このために耳端位置制御(EPC)と張力制御(テンションコントロール)が必要である。
本講座ではフイルム産業に従事する研究者、技術者に制御についての基礎知識と実際直面する不具合対策として耳端位置制御(EPC)、張力制御、その他の制御がどのように使われているかを紹介し業界の技術レベルの向上を目的としたものである。

1.制御とは
 1.1 自動制御とフイードバック制御
 1.2 ウェブの制御

2.静特性と動特性
 2.1 過度応答
 2.2 周波数応答
 2.3 ボード線図
 2.4 動特性の表示
 2.5 制御動作

3.制御系の設計

4.ロール・ツー・ロールの生産工程
 4.1 ウェブの横ずれ原因
 4.2 ローラとウェブ

5.ウェブの蛇行防止と耳端位置制御(EPC)
 5.1 蛇行防止(耳端位置制御EPC)の3方式
 5.2 構成機器
 5.3 その他の巾方向位置制御
 5.4 蛇行防止の特性検討

6.張力制御(テンションコントロール)
 6.1 張力(テンション)と伝達
 6.2 巻戻し(巻き戻し)の不具合と制御
 6.3 ウェブプロセスローラ間での張力制御
 6.4 巻取り時の不具合と張力制御
 6.5 張力制御と構成機器
 6.6 その他の張力制御関連機器
 6.7 テンションゾーンと干渉

7.巻取り制御と不具合対策
 7.1 ニヤロール位置制御
 7.2 接圧制御

8.レジスタ位置制御
 8.1 断裁制御
 8.2 印刷位置ずれと印刷位置制御

9.品質検査装置


【質疑応答・個別質問・名刺交換】