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高分子劣化のメカニズムと寿命評価技術

12月開催 化学系セミナー  更新日:2018年11月 1日
 セミナー番号【812214】12/25 講師2名
★ 光、熱、薬品、水分など複雑に絡み合う劣化要因を紐解き、
長寿命化、安定化に向けた添加剤の使い方から寿命評価ノウハウまでじっくり解説!

高分子劣化のメカニズムと寿命評価技術


■ 講師
1. 群馬大学 大学院 工学研究科 生産システム工学専攻 専攻長/ 教授 黒田 真一 氏
2.
(一財)化学物質評価研究機構 東京事業所 高分子技術部 課長 博士(工学) 仲山 和海 氏

■ 開催要領
日 時 :
平成30年12月25日(火) 10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料 :
1名につき55,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム

【10:00~15:00】

1.高分子材料の劣化、変色メカニズムと対策技術

群馬大学 大学院 工学研究科 生産システム工学専攻 専攻長/ 教授 黒田 真一 氏

 
【講座趣旨】
 高分子材料は、自然環境に曝されているうちに、物理的・化学的作用を受け、徐々に本来の特性を失い実用に耐えなくなる。これは、高分子材料の特性が発現するもととなる分子の化学構造と集合状態が変化するためである。樹脂材料の変色・濁りの原因も多くはこのような劣化に伴う構造変化にある。このような高分子の劣化を防止し、安定性・耐久性を向上させるために多くの努力が払われている。しかし、この努力が効率的に結実するためには、劣化メカニズムの基本を理解し、また劣化挙動を正しく解析することが重要である。 本講演では、高分子の熱および光によるな劣化メカニズムならびにその解析手法、防止法について要領よく解説する。

1. はじめに
 1.1 樹脂材料の劣化要因と発現挙動
 1.2 高分子の分子量と劣化に伴う変化

2. 高分子の熱・熱酸化劣化とその安定化対策
 2.1 ポリオレフィンの劣化過程
 2.2 高分子の自動酸化と酸化防止剤

3. 高分子の光劣化機構
 3.1 光化学の基礎
 3.2 光劣化の素過程
 3.3 光劣化の支配因子
 3.4 紫外線吸収材 (UVA)
 3.5 ヒンダードアミン系光安定剤 (HALS)

4. ケーススタディ
 4.1 SANの熱黄変化 ? IRによる解析
 4.2 PCの光黄変化 ? 深さ方向分析
 4.3 PSFの光劣化 ? ケイ光・リン光測定による解析
 4.4 PPSの光黄変化 ? モデル化合物による検討

【質疑応答】
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【13:45~17:00】

2.高分子材料の劣化、変色と寿命評価法

(一財)化学物質評価研究機構 東京事業所 高分子技術部 課長 博士(工学) 仲山 和海 氏

 
1.高分子材料の劣化メカニズム

2.高分子材料の各種分析法
 2.1 不具合原因究明の手順
 2.2 前処理法
 2.3 材料分析法 元素分析
 2.4 劣化分析法 FT-IR
 2.5. 分子量及び分子量分布分析法
 2.6. 架橋密度の分析・評価法
 2.7. ゴム組成分析法

3.劣化対策  
 3.1 劣化対策のアプローチ
 3.2 劣化対策のための劣化原因解析
 3.3 材料選択による劣化対策
 3.4 添加剤の選択による劣化対策
 3.5 対策の検証
 3.6 各種材料の弱点
 3.7 ゴムの劣化対策 老化防止剤の機能、効果的な配合例
 3.8 プラスチックの劣化対策 酸化防止剤

4.促進劣化試験法
 4.1 光劣化 (耐候性試験)
 4.2 熱劣化 (熱老化試験)

5.寿命評価法
 5.1 寿命の考え方 機能的寿命と商品的寿命
 5.2 劣化評価と寿命評価の関係
 5.3 寿命評価の流れ
 5.4 寿命評価のポイント 現実との乖離
 5.5 寿命のばらつき
 5.6 アレニウス法による寿命評価
 5.7 アイリング法による寿命評価

6.劣化解析及び対策事例
 6.1 劣化因子特定のための注意点
 6.2 加硫ゴムの劣化
 6.3 プラスチックの劣化
 6.4 接着の破壊 粘性違いの接着剤の剥離


【質疑応答】