Home
->  11月開催 医薬系セミナー  12月開催 医薬系セミナー 

核酸医薬の合成技術開発と品質管理・安全性評価


11月開催 医薬系セミナー  更新日:2018年10月 2日
 セミナー番号【812111】12/ 5講師3名
☆ 国内外における規制整備の現状を整理し、今後の開発の進め方や製造体制構築に活かす!

核酸医薬の合成技術開発と品質管理・安全性評価



■ 講師
【第1部】 
国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部第2室(核酸医薬室) 室長 井上貴雄 氏

【第2部】 東京理科大学 薬学部 生命創薬科学科 和田研究室 教授 和田猛 氏
【第3部】 名古屋大学大学院 工学研究科 生命分子工学専攻 教授 浅沼浩之 氏
■ 開催要領
日 時 :
平成30年12月5日(水)10:00~17:00

会 場 : [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
聴講料 1名につき60,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円〕


※定員になり次第、お申込みは締切となります。


プログラム


【10:00~12:00】  
【第1部】 核酸医薬品の規制整備に関する取り組み

国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部第2室(核酸医薬室) 室長 井上貴雄 氏

 
【講座主旨】

アンチセンス、siRNAに代表される核酸医薬品は、これまで治療法のなかった難治性疾患/遺伝性疾患に対する新しいモダリティとして注目を集めている。現在、製薬業界では創薬ターゲットの枯渇が問題となっているが、核酸医薬は新たな創薬対象である「RNA」をターゲットにできる点が大きな特色である。核酸医薬の標的となるRNAはpre-mRNA、mRNAに留まらず、近年、機能解明が進んでいる非コードRNAも対象であり、RNA研究の進展と共に今後、創薬ターゲットが拡大していくと考えられる。核酸医薬品のように先進技術を応用した医薬品は、その新規性に応じた新しい品質管理・安全性評価の考え方を整理・共有する必要があり、国内においても複数のグループで議論が進められている。本講演では、核酸医薬品の規制を考察する上で基盤となる核酸医薬品の基礎知識を整理した上で、国内外における規制整備の現状を概説し、核酸医薬品の品質管理・安全性評価の考え方を紹介したい。

【講座内容】

1.核酸医薬品の定義・分類・特徴

2.核酸医薬開発の現状

3.核酸医薬品の規制整備に関する動き

4.核酸医薬品の品質・安全性評価の考え方

5.核酸医薬品に関する情報収集
【質疑応答】
-------------------------------------------------------------------------------------


【12:45~14:45】
【第2部】 核酸医薬の立体選択的合成法とその安定化

東京理科大学 薬学部 生命創薬科学科 和田研究室 教授 和田猛 氏

 
【講座主旨】
現在、抗体医薬に続く次世代の医薬として、核酸医薬の実用化に大きな期待が寄せられている。核酸医薬の実用化において解決すべき課題は、核酸医薬の本体である核酸誘導体の生体内における安定性の向上とDDSの確立である。本講演では、核酸医薬の生体内における安定性の向上と薬理活性を向上させる核酸分子の化学修飾法と、核酸医薬の安定性を向上し、さらに薬理活性を向上させる機能を有する新規キャリア分子について紹介する。

【講座内容】

1.核酸医薬とは
2.化学修飾核酸
 2.1 糖部修飾
 2.2 核酸塩基修飾
 2.3 リン原子修飾
 2.4 リガンド修飾
3.リン原子修飾核酸
 3.1 ホスホロチオエート核酸
 3.2 ボラノホスフェート核酸
 3.3 その他のリン原子修飾核酸
4.核酸医薬のキャリア分子
 4.1 カチオン性キャリア分子
 4.2 人工オリゴ糖
 4.3 人工ペプチド

【質疑応答】
-------------------------------------------------------------------------------------


【15:00~17:00】
【第3部】 核酸医薬への展開を目指した人工核酸の設計と合成

名古屋大学大学院 工学研究科 生命分子工学専攻 教授 浅沼浩之 氏

 
【講座主旨】

アカデミックでは、DNA・RNAが相補鎖と配列特異的に安定な二重鎖を形成する"仕組み"を解き明かすことを目的に、様々な人工核酸が合成されてきた。その結果DNA・RNAを安定に認識する人工核酸がいくつか見いだされ、アンチセンス法、siRNA、アンチmiRNAへの応用に向けた検討がなされている。ここでは、人工核酸に関する網羅的な知見と、その基本的な性質を解説し、次にこれらを使用したアンチセンスオリゴ、siRNA、アンチmiRNAに向けた配列設計について説明する。

【講座内容】

1.天然のDNA・RNAを認識可能な人工核酸
 1.1 天然ヌクレオチド修飾型
    2'-OH修飾型、BNA、ENAなど、リボースとの差異の小さな人工核酸
 1.2 環状骨格改変型
   リボース以外の環状骨格(例えば6員環)を持った人工核酸;TNA、CeNA
 1.3 非環状型人工核酸
    主鎖が柔軟な骨格を持つ非環状型人工核酸。例えばFNA, UNA, SNA, L-aTNAなど。
 1.4 電荷を持たない人工核酸
    上記のようにリン酸ジエステル結合による負電荷を持った人工核酸ではなく、電荷を持たない結合様式の人工核酸;PNA、 モルフォリノ核酸

2.目的に応じた配列設計
 2.1 RNase H活性を持つGapmer型アンチセンスオリゴ(ASO)の設計
 2.2 RNAi活性と酵素耐性を両立させたsiRNAの設計
 2.3 miRNAをターゲットとしたアンチセンスオリゴ(AMO)の設計

【質疑応答】