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認知症の早期診断と進行抑制薬開発へのポイント

5月開催 医薬系セミナー  更新日:2018年4月 3日
 セミナー番号【806117】6/18 講師4名
★重症度や開発ステージに応じた被験者選定のポイントとは

認知症の早期診断と進行抑制薬開発へのポイント


~ドロップアウトの要因を理解し、開発成功を目指す~

■ 講師
【第1部】  東京医科歯科大学 難治疾患研究所 難治病態研究部門、脳統合機能研究センター 教授、センター長 岡澤均 氏
【第2部】 (株)クロエ PRO事業推進本部長 広報啓発室長 兼 品質推進室長 牧大輔 氏   
【第3部】 筑波大学医学医療系 准教授 内田和彦 氏 
【第4部】 東京大学医学部附属病院 神経内科 講師 岩田淳 氏
■ 開催要領
日 時 : 平成30年6月18日(月)10:00~17:15  
会 場 : [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料 :
1名につき60,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円〕


プログラム


【10:00~11:30】
【第1部】 アルツハイマー病等の認知症に対する新規治療法開発

東京医科歯科大学 難治疾患研究所 難治病態研究部門、脳統合機能研究センター 岡澤均 氏 

 

【講座内容】
・アルツハイマー病等の認知症に関する研究動向
・新規治療開発について
・モデルマウス作成とその評価
・今後の課題と展望 など

【質疑応答】
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【12:15~13:45】

【第2部】認知症治療薬開発における被験者選定、募集のポイント~ドロップアウトを防ぐ

(株)クロエ PRO事業推進本部長 広報啓発室長 牧大輔 氏 

 

【講座内容】 


・認知症治療薬開発における被験者選定のポイント
・認知症治療薬開発における被験者募集の取り組み
・ドロップアウトを防ぐ臨床試験での留意点
・今後の課題と展望 など 

【質疑応答】
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【14:00~15:30】
【第3部】 早期診断に役立つバイオマーカーの研究動向とその評価

筑波大学医学医療系 内田和彦  氏

 
アルツハイマー型認知症(AD)は、生活習慣病と同様に連続性(Continuum)のある疾患で、臨床症状のないプレクニカル期(プレクニカルAD)、さらにADの前段階の軽度認知障害(MCI due to AD)を経て発症にいたると考えられている。プレクニカルADからMCI,ADへの病態進行を反映するバイオマーカーはADの認知症予防を実現できる有効な手段である。毎年出されるアルツハイマー病協会(Alzheimer's Association)のFacts & FiguresにはSpecial ReportとしてADのバイオマーカーを用いた診断検査のAD研究の最優であると述べられている。 世界中の製薬メーカーがADの治療薬を開発しており、現在105の治療薬開発が進行しており、42の治験が第三相にある[15]。疾患修飾薬やA βに対する抗体医薬の治験において、すでにバイオマーカーは重要な位置づけとなっており、被験者の同定とアウトカムの評価に取り入れられつつある。しかし、薬事承認における治験のアウトカムとしては認知機能など臨床評価となっているため、アミロイドPETや髄液A β量に改善が認められたとしてもドロップしてしまう。これは投薬すべきタイミングをもって早い時期、早期のMCIやプレにクリニカル期に行えば、より高い効果が認められると考えられる。 そのためには、アウトカムを糖尿病における血糖値と同じようバイオマーカーの改善として定義されることが必要である。血糖値と同じように、血液(血漿・血清)中のバイオマーカーを用いたMCIやプレクリニカルADの診断や病態評価のための検査があればADの治療は大きく変わる。そこで本講演では、現状のADならびにMCI、さらにpreclinical ADについてのバイオマーカーについて総括したい。

・認知症の現状
 -疾患の種類と特徴
 -今のADの医療は、糖尿病において血糖値が測れない状況と同じ
 -我が国と世界の認知症患者数の現状と今後    
 -認知症の診断と治療


・アルツハイマー病(AD)の新しい疾患概念と発症機構  
 -プレクリニカルAD    
 -アミロイドβとタウ - 主な病因分子  
 -アミロイドβクリアランスと アミロイドβによるシナプス障害のしくみ
・アルツハイマー病(AD)と軽度認知障害(MCI)のバイオマーカー   
 -アミロイドβクリアランス
 -早期発見と早期介入で発症予防ができる
・バイオマーカーをどう評価するか?
・今後の展開

【質疑応答】
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【15:45~17:15】
【第4部】アルツハイマー病の早期診断・治療の実際と病態修飾薬、根本治療薬の開発展望

東京大学医学部附属病院 岩田淳 氏

 
【講座趣旨】 

全世界レベルの高齢化でアルツハイマー病感謝の急増が懸念される中,その病態に働きかけて進行抑制の出来る病態修飾薬の開発は待ったなしの状況である.しかしながら,現在まで様々な薬剤がモデル動物においては効果を示しつつも,ヒトにおいて同様の効果を示すことは出来ていない.本講演ではその問題点についての考察を含め,今後の病態修飾訳開発への展望をお話ししたい.

 

【講座内容】 

・アルツハイマー病の早期診断・治療の実際
・アミロイドカスケード仮説再考
  -アミロイドβの果たす役割
  -タウの果たす役割
  -神経障害と細胞死
・現在までの病態修飾薬開発の概況
  -失敗の原因の再考察
  -アミロイドβ蓄積の時間軸
  -蓄積するアミロイドβの分子種の幅は?
  -診断基準の改訂と治験における影響
  -バイオマーカーの開発現況
・FDAガイドラインを考察する
・次世代の治験へ向けて

【質疑応答】